スポニチ
田中広輔 現役引退を表明「悔いはない」 広島一筋で通算965安打「タナキクマル」でリーグ3連覇に貢献 - スポニチ Sponichi Annex 野球
昨季限りで広島を退団した田中広輔内野手(36)が17日、現役を引退することを発表した。走攻守3拍子そろったプレースタイルで鯉党を魅了した名内野手が12年間のプロ生活を終え、惜しまれつつユニホームを脱ぐ。
マツダスタジアムで報道陣の取材に応じた田中は「私、田中広輔は引退することになりました。12年間ありがとうございました」と表明。「基本的にはNPB以外でプレーするのは考えていなかった。まだやれるという思いはあったが、その気持ちだけではできないと理解しているので、それも含めて決断した」とかみしめ、今後については「まだ未定というか、時間もできたので、ゆっくり過ごしていきたい」と話した。田中は東海大相模から東海大、JR東日本を経て、2013年ドラフト3位で広島に入団。ルーキーイヤーから非凡な打撃センスと守備力を見せ、主力として活躍した。16~18年は全試合に出場し、リーグ3連覇に貢献。17年には35盗塁で盗塁王、ベストナインなどを獲得。18年にはゴールデングラブ賞も受賞した。36歳シーズンの昨季は15試合の出場にとどまり、今季の戦力構想から外れた。「12年間チームのためにやってこれたので、悔いはないし後悔もない」としたうえで、オファーがなかった場合は引退を決断すると決めていたと言う。「家族にも辞めると言った時はお疲れ様と言ってもらった」と穏やかな表情で話した。同学年の丸佳浩(現巨人)、菊池涼介と形成した「タナキクマル」のセンターラインは鉄壁を誇り、記録にも記憶にも残る遊撃手として一時代を築き上げた。広島の街、ファンへの愛着も強く、昨年11月23日にマツダスタジアムで行われた「カープファン感謝デー2025」には戦力外通告を受けた選手としては異例の参加。これまで多くの声援を送ってくれたファンに直接、感謝を伝えていた。通算は1203試合の出場で打率.256、965安打、69本塁打、348打点、131盗塁。