日刊スポーツ
【阪神】ダブル塾長、大竹耕太郎がロッテ小島とともに「走って、食べて」和田イズム継承「OK」
和田イズム継承で最高仕上げだ! 阪神大竹耕太郎投手(30)が18日、長崎県営野球場での合同自主トレを公開した。24年限りで現役を引退した元ソフトバンクの和田毅氏(44)に代わり、同じ早大の後輩ロッテ小島和哉投手(29)とともにダブル塾長に就任。2人の同じイニシャルにちなみ「チームOK」を発足させた。走ることと食べることの重要性を受け継いだ鍛錬で、体調は9年目で自己ベストと宣言。キャリアハイの15勝を目標に球団初のリーグ連覇に力を尽くす。◇ ◇ ◇長崎県護国神社の境内へ続く急勾配の上り坂。大竹は約170メートルの距離を勢いよく駆け上がった。長崎県営球場のマウンドに立つと、今年初めて捕手を座らせて投球練習。直球と変化球を交えて39球を投じた。「(プロ)9年間で一番、状態はいいので。より仕上げていけるのかなと思っています」。自己ベストと言い切るぐらい調整は順調。26年シーズンへ気合十分だ。今年から大きく立場が変わった。21年オフに弟子入りした合同自主トレは和田氏の主宰だった。だがレジェンド左腕は24年限りで現役を引退。昨年は指導役として参加したが今回からは同じ早大の1学年後輩、ロッテ小島とダブル塾長のバトンを託された。2人のイニシャルが同じことにちなみ「チームOK」を結成。一緒に練習メニューを作成し、最年長の大竹は仕切り役として引っ張っている。「和田さんに組んでもらっていたメニューを踏襲しつつ、土台の部分は引き継いで、新しいことも取り組んでいます。みんなで向上心を持ってやれているのかなと思います」和田塾で授かったノウハウの継承が、好調仕上げの要因と感じている。人一倍こだわっているのが走り込みだ。「そうやってきて43歳まで投げていた人を、目の前で見ているので」。和田氏は現役生活22年、日米通算165勝をマーク。プロの第一線で投げ続けることができた秘訣(ひけつ)を自主トレを通じて感じた。「良い選手で(現役が)長い選手はしっかり走れる。西(勇)さん(阪神)にしても岸さん(楽天)、涌井さん(中日)…。長い人は走れているんで」。今回も徹底的に下半身を鍛え、フルシーズン戦える戦闘ボディー作りに励んでいる。もうひとつのノウハウ継承が食事トレーニングだ。夜はサラダ、肉、魚など計7、8品もあるコース料理を食べる。量は山盛りで、これも和田塾恒例だった。「活躍してる人は食べれる。阪神でも才木はカレーとかパスタとかを食べてるし、村上は『夏に太る』って言ってました。桐敷は言うまでもないですけど」。しっかり走ることとしっかり食べること。2つのイズムを受け継ぎ、今季から和田氏も背負った背番号21で勝負する。「全部門でキャリアハイを目指してやっていきたい。15ぐらいは勝ちたい。夢物語でもない」。貪欲に腕を振り、師匠に恩返しする。【佐藤究】