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阪神・大竹耕太郎「イズム継承して」和田毅ロード突き進む!師匠と同じ新背番号21で飛躍の1年に - スポニチ Sponichi Annex 野球
“和田ロード”を突き進む!阪神・大竹耕太郎投手(30)が18日、長崎市内でロッテの小島和哉投手(29)らと行う合同自主トレを公開した。今季から新たに、ソフトバンク時代から師事してきた和田毅氏(44)と同じ背番号「21」を背負う左腕。自身と同じ9年目の2011年に開幕投手を務め、16勝を挙げ、日本一を成し遂げた師匠の背中を追いかけるべく、決意を新たにした。
憧れの背番号で、師匠の背中を追う。大竹は、和田氏が19年から行ってきた「和田塾」を受け継ぎ、今年も長崎で自主トレを実施。“和田イズム”を忠実に守り、約7時間に及ぶ練習で汗を流した。「自主トレでもお世話になって、人生もガラッと変わった。球団は違いますけど、イズムを継承してやっていきたい」昨季は約束を果たせなかった。和田氏から「15勝以上」の指令を受けるも、16試合で9勝。下肢コンディション不良で開幕に出遅れた影響が大きかった。リベンジに燃える左腕は改めて「15(勝)ぐらい勝ちたい」と育成ドラフト出身投手では最多となる15勝に目標設定。達成なら球団でも05年下柳剛以来21年ぶりとなる。開幕から先発ローテーションを守り抜けば、登板数は25試合前後を見込めることからも「行けると思う。夢物語を語っている感じはしない」とうなずいた。そのための長崎合同自主トレだ。この日は和田塾恒例の約170メートルの坂道ダッシュを敢行。小島とともに決めた今年の練習メニューでは、和田氏の現役最終年の2年前よりランニング量を1・5倍増やした。「20本だったのを30本くらいのイメージ。いい選手と(息の)長い選手はしっかり走れる。そうやってきて(和田さんが長く)投げてるっていうのを目の前で見ている」と表情を引き締めた。食事トレーニングも怠らない。16日はお決まりの大盛りコース料理を完食した後、すぐさま焼き肉店へ直行し“おかわり”。自主トレ開始時に87キロだった体重は、約2週間で92キロに増えた。左腕は涼しい!?顔で「93~94キロくらいにして帰ろうかな」と言い放った。ここまでの仕上がりは順調そのもので「9年間で一番、体力的にはいい。肩肘も健康」と自信をみなぎらせた左腕。キャンプ、実戦も順調にこなせば、開幕投手も見えてくる。今年で9年目。同じ9年目の11年に開幕投手を務め、16勝を挙げ、日本一の原動力となった師匠のような、飛躍の一年を思い描く。全てにおいてキャリアハイを目指す今季。「チームとしては史上初の(セ・リーグ)連覇という大きな目標がある。是が非でも達成したい」。2年越しに師匠との約束を果たして連覇への道を切り開いた先に、日本一の高みを見据える。 (山手 あかり)▽11年のソフトバンク・和田 2年ぶり3度目の開幕投手を務め、5月3日楽天戦でシーズン初勝利、初完封を皮切りに7月6日の西武戦まで9試合で自身初の7連勝。8月3日のオリックス戦では通算100勝を達成。26試合16勝5敗、防御率1・51でリーグ優勝と日本シリーズ制覇に貢献し、オフにこの年取得の海外FA権を行使。米大リーグのオリオールズと契約した。≪育成ドラフト出身投手のシーズン最多勝利は13≫○…育成ドラフト出身投手のシーズン最多勝利は13勝で、ソフトバンクでの17~19年千賀、18年石川、25年大関の3人が5度記録している。大竹は23年阪神での12勝がキャリアハイ。目標に掲げる15勝を挙げれば、育成ドラフト出身投手ではプロ野球最多更新となる。○…大竹は23年の阪神移籍後3年間で32勝をマークしており、今季移籍後4年目で40勝に乗せれば、阪神では79年江本孟紀49勝(阪神通算6年61勝)、82年小林繁64勝(同5年77勝)、06年下柳剛44勝(同9年80勝)に続く4人目になる。