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【球界ここだけの話(4030)】ロッテの2026年の見どころは正捕手争い 佐藤都志也か、寺地隆成か、それとも…
ロッテ・佐藤都志也は正捕手の座を奪い返せるか昨年パ・リーグ最下位に沈んだロッテ。オフは積極的に動き、前DeNAで昨季10勝7敗、防御率2・33のアンドレ・ジャクソン投手を争奪戦の末、先発ローテーションに加えられたのは大きな補強となった。近い将来のメジャー挑戦の希望を明かした種市篤暉投手のピッチングや、昨季の新人王、西川史礁外野手の成長も大きな楽しみだが、個人的に注目しているのは正捕手争いだ。昨季、レギュラーとして最多の116試合に出場したのは20歳の寺地隆成捕手。規定打席(443打席)に到達し、打率・256、5本塁打、33打点は高卒2年目としては見事な数字と言える。一方で2024年の主戦だった佐藤都志也捕手(27)は春のキャンプでの右足親指骨折の影響が尾を引き、68試合で打率・207、4本塁打と苦しんだ。今季14年目を迎える田村龍弘捕手(31)は故障で2試合の出場にとどまった22年以外で1軍定着後最少となる18試合の出場だった。順当なら昨季ブレークの兆しを見せた寺地がそのまま正捕手の座を手にしそうだが、サブロー監督(49)は「今、一番頑張ってもらいたいのは佐藤です。彼がずっとけがをせず、年間出られるようになった方がディフェンス面としてはいいのかなと。ただ寺地もね、寺地の打力、あと昨年に経験できたことを、今年どれぐらい変わっているか、キャッチャーとしてね。そのへんをちょっと見極めながら。基本、佐藤には頑張ってもらいたいし、寺地にも頑張ってもらいたい」と明かす。寺地の打力と昨季積んだ経験に目を配りつつ、チームリーダーとして成長してきた佐藤の復権に期待を寄せる。「でも、それ以外の松川(虎大)とか田村もチャンスはあると思うんで。ただあの2人(佐藤、寺地)より、守るだけじゃなくて打てないといけないと思う。ハードルは高いかもわからないが、全員にチャンスはあります」と機会を与えていく方針だ。田村は「監督はずっと『結果を出した選手を使う』とおっしゃっていた。その通りの人だと思うんで、結果が全て。オープン戦から結果を出して、ポジティブに自分が試合に出るという気持ちを強く持っています」と気持ちをたぎらせている。たった一つの特殊なポジションを巡る激しい競争がチームを押し上げていくはずだ。(片岡将)