サンスポ
ヤクルトD1位・松下歩叶に1年目の山田哲人が重なる 燕ドラフトルーキー大器の片鱗キラリ
新人合同自主トレに参加した、ヤクルトD1位・松下歩叶=埼玉・戸田球場ヤクルトのドラフト1位・松下歩叶(あゆと)内野手(22)=法大=が22日、埼玉・戸田球場で新人合同自主トレーニングに参加。初の屋外フリー打撃で30スイング中10本の柵越えを放ち、黄金ルーキーがベールを脱いだ。視察した川端慎吾2軍打撃コーチ(38)は山田哲人内野手(33)の若手時代を引き合いに「同じような質の打球を打っていた。あれだけ飛ばせるのはすごく期待できる」と太鼓判を押した。追い風にも乗り、強烈な打球はグングンと伸びた。10日に始まった新人合同自主トレで、初めて屋外フリー打撃に臨んだ松下。左翼ポール際からバックスクリーンに次々とほうり込むと、汗をぬぐった。「久しぶりに外で打つことができて気持ちよかった。柵越えは風のおかげもあったので(笑)。風がなくても入るように頑張ります」屋外で打撃投手の生きた球を打つのは約1カ月ぶり。それでもブランクを感じさせないライナー性の打球、放物線で30スイング中、10本の柵越えを放ち「感覚が少しでも戻るように。いい打球をほしがらないように自分の中でセーブしながら」と練習の狙いを冷静に説明した。東京六大学リーグ通算14本塁打を誇り、大学日本代表の主将として活躍した右打ちの強打者。相棒として使用するバットはミズノ社製の85センチ、約870グラムのもので、重心をバットの中間付近に置くのがこだわりだ。大学3年時の日本代表でいろんなチームメートのバットを試した際に広島D3位・勝田(近大)のものが合ったといい「重心がトップにあると操作が難しい。できるだけ自分の方に重心を持ってきて、体全体で振るイメージ」と語った。鋭いスイングに、視察に訪れた首脳陣もうなった。2015年に首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、昨季限りで引退した川端2軍打撃コーチは「スイングスピードが速い。(山田)哲人とか1年目から知っていますけど、同じような質の打球を打っていた」と証言。松下と同じ右打者で3度のトリプルスリー(同一シーズン打率3割、30本塁打、30盗塁以上)を達成した山田になぞらえ「あれだけ飛ばせるのはすごく期待できる。楽しみです」と評価した。守備では連日三塁でノックを受け、春季キャンプ1軍スタート見込みの松下。チームの課題である〝ポスト村上〟として期待される即戦力ルーキーが、バットで存在感を示した。(原田優介)ドラフト指名選手育成選手