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【メジャーリーガーたちのセンバツ】大谷翔平 わずか1日の春…1号11奪三振11四死球 藤浪との明暗 - スポニチ Sponichi Annex 野球
3月19日に阪神甲子園球場で開幕する第98回選抜高等学校野球大会の出場校が30日に発表される。1964年、サンフランシスコ・ジャイアンツで村上雅則投手がMLBデビューしてから62年。多くの日本人選手が海を渡り活躍しているが、その村上投手をはじめドジャース・大谷翔平選手(31)ら多くのメジャーリーガーたちは早春の甲子園を経験。世界の舞台へ羽ばたいていった。「メジャーリーガーたちのセンバツ」と題して、センバツの舞台から大リーグに挑んだ選手たちを振り返る。(構成 浅古正則)※MLB所属球団はメジャー選手登録されたチームのみ記載。
【大谷翔平(花巻東=岩手)現ドジャース】大谷にとってセンバツは初出場。開会式当日の第3試合。強豪・大阪桐蔭との対戦だった。未曽有の被害をもたらした東日本大震災から1年後の2012年。“被災地へ勝利を届けたい”東北の思いを背負って聖地に立った。2回、センバツ初打席で藤浪晋太郎のスライダーを豪快に右翼席に運ぶと、スタンドがどよめいた。「真っすぐに張っていたので、遅い球に体が反応しました」高校通算37号、バットで足跡は残すことはできたが、マウンドでは苦しんだ。左股関節のケガが長引いて本格的に投球を再開したのは大会2カ月前だった。公式戦登板は前年夏の甲子園、帝京(東東京)戦以来、227日ぶり。最速150キロを計測したが直球は高めに浮き、スライダーは抜け球が目立った。「インステップしていて、投げる瞬間に体が一塁側に倒れてしまっていた」。故障から復帰後は最長で6イニングしか投げたことがなく、握力が落ち始めた6回に逆転を許した。7回には4番・田端に左翼席まで運ばれてしまう。11三振を奪う一方、与えた四死球は11。「自分のせいで流れを悪くしてしまった。(出来は)20点から30点くらい。自分の実力不足。被災地にどうしても1勝を届けたかった。自分のせいで申し訳ない」。夏は岩手大会決勝で敗退。怪物・大谷の甲子園での雄姿はこれが最後となった。◆2012年ドラフト日本ハム1巡目~18年エンゼルス~24年ドジャース~【藤浪晋太郎 MLBアスレチックスなど=現DeNA】初戦で大谷との対決を制した藤浪は2回戦で大谷のお株を奪う“二刀流”の活躍でスタンドを沸かせた。九州学院(熊本)戦で9回3失点、146球の完投勝利。7回にはバックスクリーン左へ自身公式戦初アーチをかけた。「びっくりした。自分は打撃に自信がないので。直球1本に張っていてたまたま当たりました」。浦和学院(埼玉)と対戦した準々決勝では沢田圭佑(現ロッテ=16年オリックス8巡目)が先発。5回を1失点。6回からリリーフした藤浪が4回1失点。チームは逆転勝ちした。準決勝は2年生捕手・森友哉(現オリックス=13年西武1巡目)の決勝弾で健大高崎(群馬)を撃破。決勝では光星学院(現八戸学院光星=青森)に完勝。藤浪の2連続完投で紫紺の大旗を手にした。夏も快進撃。春夏連覇を成し遂げた。◆2012年阪神1巡目~23年~アスレチックス~オリオールズ~25年~DeNA