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西武・広池球団本部長がオフの補強を総括 「得失点をプラスに持っていく」 今井抜けた投手陣にも自信 - スポニチ Sponichi Annex 野球
31日から春季キャンプ地の宮崎入りする西武の広池浩司球団本部長(52)が取材に応じ、積極補強したチーム編成や今シーズンを展望した。
チームスローガンの「打破」同様、編成のキーワードは「得点力」だ。昨季ワーストだった得点力を向上させるべく、FAでDeNAから桑原将志外野手(32)、日本ハムから石井一成内野手(31)に加え、長打が自慢の台湾代表の4番・林安可外野手(28、リン・アンコー)、ドミニカ共和国出身で前パイレーツのアレクサンダー・カナリオ外野手(25)ら打力重視の補強を敢行した。「長所を伸ばすよりも、今回は少し弱いところに対して補強したいというイメージがあった。野手の打力を上げていきたいという補強だった。できる範囲の補強はできたと思う」と及第点をつけた。 打線については打率、本塁打というわかりやすい指標もあるが、広池球団本部長が特に重要視するのは「得点」だという。「得点の相関性が高いのは長打率や出塁率。みんながそういうタイプではダメだが、西武の布陣を見ると長打で決められる選手が少なく、長打力のある選手が欲しいところだった。チームとして得失点でプラスにならないと上位も何もない。去年はマイナス55点で当然Aクラスも優勝も、日本一もない。とにかくそこ(得失点)をプラスに持っていくことを意識した」と編成の狙いを明かした。補強だけ見ると打力に目が向きがちだが、投手陣にも自信を見せる。3シーズン連続で2桁勝利を挙げた今井達也投手(27)が抜ける影響は少なくないが「平良(海馬)の先発転向、新外国人選手、経験のある選手もいる。額面通り働いてくれて、新しい力の突き上げも重なれば、先発に関しては昨年の数字を上回ることは十分可能だと考えています」と冷静に受け止めている。あす1日からは西口体制2年目のキャンプがスタートする。「新しい選手が例年以上に多いので、どういう動きをするのかが見どころ。それに刺激されて、いままでいた選手がどういう取り組みをするのかというのがすごく楽しみです」と期待を込める。また、秋季から続けているフィジカル強化についても「強くなりました、でも変わっていませんでは何の意味もない。どうやって技術や野球につなげていくかが大きな春のテーマになると思います。新人選手にはスタートは慎重にやってほしい。先輩のすごい球を見て思うこともあると思うが、プロ野球界に入れたという自信を胸に自分の良いところを見せて欲しい。とはいえ、即戦力のドラフト1~3位の選手たちは今年から戦力になって欲しいですね」とキャンプを展望した。球団本部長に就任して2シーズン目を迎える「1年やってみて分かったこともある。選手もそうですけど、スタッフ含めてみんなが同じ方向を向きやすいようにしっかりとリーダーシップを発揮したい」と意気込みを語る。強化の責任者として、チームを支え続けているファンに対しても感謝は尽きない。「ファンの方も勝つことを待ち焦がれていると思う。何とか期待に応えたい一心です。結果が残るのが一番だが、プロセスも含めて発信できる部分は発信していきたいと思います」と充実のシーズンにすることを誓っていた。