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DeNA・藤浪晋太郎、原点回帰の79球「数をやって自分のものにしていきたい」 勝負の2シーズン目へ
ブルペンで投球するDeNA・藤浪晋太郎=宜野湾(撮影・荒木孝雄)DeNA春季キャンプ(1日、沖縄・宜野湾)DeNA・藤浪晋太郎投手(31)が、沖縄・宜野湾キャンプ初日にブルペン入りし、79球を投じた。2023年にメジャーに挑戦し、約2年半で4球団を渡り歩いて昨年7月に加入。4年ぶりに迎える国内でのキャンプで、米国時代は制限されてきた投げ込みに原点回帰した。今季は先発ローテーションの一角として期待される剛腕が、球数を増やして確固たる地位を築く。ブルペンに入ると、藤浪は思わず心の声を漏らした。キャンプ初日ということもあり「緊張するなぁ」。変化球も交えて79球、最速は150キロ超。阪神時代に慣れたはずの光景も、2022年以来4年ぶりの国内キャンプとなれば新鮮だった。「ファンの方もメディアの方もいて、そんな雰囲気で久しく投げていなかった。そういう意味ではちょっと異質な空間でした」昨季7月にチームに加入。6試合に登板し、1勝0敗、防御率4・09。終盤には中継ぎも経験したが、今季は先発に専念。シーズン終了後から積極的に神奈川・横須賀市内の球団施設「DOCK」でブルペン入りして、キャンプを迎えた。自主トレからボールを受けてきた大坪ブルペン捕手は、「いつでもシーズンに行けるぐらいの仕上がり。球速以上のものを感じる。いい意味で、やっぱり怖いですよ」とうなるほど、仕上がりの良さが際立った。アスレチックスなどに在籍した米国時代はブルペンでの投球数に制限があり、自由に投げ込むことができなかった。「アメリカだと20球投げたら、ちょっとやめてくれみたいな」と振り返るように、試したいことが試せないこともあった。自身は球数を重ねて感覚をつかんでいくスタイルと自覚する。「野球下手なんで、自分」、「いかんせん不器用なので」とした上で、「数をやって自分のものにしていきたい」とうなずいた。昨季先発ローテーションを支えたケイ、ジャクソンが退団。長いイニングを投げていた2人が去り、新加入のデュプランティエや3年目の石田裕、2年目の竹田らとともに藤浪に懸かる期待は大きい。投球を見守った相川監督は「彼は強い球を投げる数少ない日本人投手。年間を通して投げることを目指してほしい」と待望の存在として挙げた。キャンプイン前には「バンバン、アピールしたい」と語っていた剛腕。勝負の2シーズン目に着々と備える。(阿部慎)春季キャンプガイドへ