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【甘口辛口】「自維300議席超うかがう」衆院選中間情勢…外為特会ならぬ高市首相こそ「ホクホク状態」は止まらないだろう
高市早苗首相■2月3日「平成の怪物」といわれた松坂大輔投手(現解説者)は中日時代の2019年、沖縄キャンプで右肩を痛めた。取り囲んだファンとハイタッチした際、右腕を引っ張られたのが原因だった。「球団の警備対策が甘すぎる」「本人の不注意」と世論を沸かせたが、この年は2試合に登板しただけで勝利はなく寂しい晩年になった。高市早苗首相が右腕を痛めて1日午前のNHK「日曜討論」をドタキャンした、というニュースでそんな出来事を思い出した。首相も遊説中に支援者と握手した際、手を強く引っ張られて痛めた。中高年女性に多い「関節リウマチ」の持病のため手が腫れたことが、松坂投手との違いだった。この日は公邸で医務官の治療を受けテーピングをして午後は予定通り岐阜、愛知方面を回った。足でも折って動けないならともかく口舌は健在。なぜ番組を欠席したのか。前日の演説中に出た「円安で外為特会(外国為替資金特別会計)の運用もホクホク状態」との〝ホクホク発言〟が、野党の追及のタネになりそうだからとの憶測も飛ぶ。そんな折、某新聞の「自維300議席超うかがう」の衆院選中間情勢にはたまげた。序盤情勢で与党が過半数超えをうかがっているとは聞いていたが、そこまで伸ばすのか。「うかがう」は都合のいい〝選挙用語〟だが、300超と聞くと本来の〝隙間からひそかにのぞいてみる〟などというレベルをはるかに超え、興ざめすら感じる。8日の投開票まで1週間を切り短期決戦の選挙戦は早くも終盤に入る。最終的に選挙はもちろん投票箱のフタを開けてみないとわからないが、こんな情勢分析には高市首相こそホクホク状態は止まらないだろう。(今村忠)衆院選候補者一覧へ