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日本ハムに5季ぶり復帰の西川が快音!ライブBPで右翼線へ痛烈打球&抜群の選球眼 - スポニチ Sponichi Annex 野球
日本ハム・西川遥輝外野手(33)が3日、沖縄・名護キャンプで快音を響かせた。今季初実戦形式となるライブBPで、WBC台湾代表の古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手、孫易磊(スン・イーレイ)投手と対戦し、右翼線へ痛烈な打球と抜群の選球眼で四球を選んだ。21年オフに異例のノーテンダーとなって、その後は楽天、ヤクルトでプレー。5年ぶりに古巣復帰した男がリードオフマンの適性を見せつけた。
少しタイミングは早かったが、打球は切れない。これが、かつて日本ハムを支えたリードオフマンたるゆえんだろう。今年で34歳となる西川のバットは、まださび付いてはいなかった。「まだまだなんですけど、この時期に速い球を見られたというのは凄く良いことだし。前に飛んでくれたんでね。良かったです」今季初実戦形式となるライブBP。快音を響かせたのは遊飛、四球で迎えた3打席目だった。3ボール1ストライクから孫易磊の低めのチェンジアップを強振。打球は右翼線を転がり、二塁打性の当たりとなった。並の選手ならファウルとなるところを右肘を抜くようにスイング。フェアゾーンに運ぶのが、まさに「西川の技」だった。選球眼も衰えていなかった。古林睿煬との2打席目。追い込まれてから2球、変化球を見逃して四球を選んだ。「目は慣れているんですけど、体が反応していない。まだまだだなと思います」と謙遜したが、新庄監督は1月7日のスタッフ会議で1番の基準に「俺、四球を選べる方が良い」と挙げており、リードオフマンとしてもアピールした。酸いも甘いも味わった苦労人。21年を最後に楽天、ヤクルトを渡り歩いて、再び戻ってきた古巣でのテーマは「新しい自分を探すこと」。今キャンプ前には新庄監督から、これまでと異なるバットの形状を試すよう指示され「2、3種類」のバットを持参。「10年以上同じ形でやっている。思い切って変えるのも良い」と、指揮官の勧めを受け入れた。実は当初、今キャンプは2軍スタートの予定だった。しかし、新庄監督の意向で1軍スタートに変更になった。期待の表れを示すように、この日も打撃練習では指揮官から助言も送られたという。「結構、痛いところを突かれたような感じだった」と苦笑いで振り返るが「言われて気付くことが新たな自分を見つける近道でもあると思う。どんどん吸収していきたい」と西川は言う。新たな自分探しへ、貴重な第一歩を踏み出した。(清藤 駿太)