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ソフトバンク・東浜巨 逆襲のハイペース調整で開幕ローテ奪い取る 2日連続ブルペンで気迫の105球 - スポニチ Sponichi Annex 野球
ソフトバンクの東浜巨投手(35)が4日、今キャンプ2度目のブルペン入りで105球を投じた。初めて捕手を座らせて、左右の打者への内角攻めとワインドアップからのクイック投球など工夫も加えた。オフには出場機会を求めて国内フリーエージェント(FA)権を行使するも、他球団から正式なオファーは届かず残留。投手最年長は今月中旬まで調整を一任されているS組だが、再起を期してハイペースで調整している。
節分の翌日に入ったブルペン。東浜は“福は内”とばかりに内角を厳しくえぐった。実戦を想定して打席に立たせた人形「ダミーくん」が剛球をぶつけられて倒れるシーンもあった。「(第1クール)最終日にしっかり投げたかった。強い球は投げられていたので良かった。(内角球は)多少ブレはあったけどイメージの範囲内。別に厳しく投げているつもりはないけど、自然にラインが出てくればいい」初めて捕手を座らせて直球とカーブを合わせて105球。ブルペン捕手が徹底して内角を要求し、懸命に腕を振って応えた。前日3日の初ブルペンでは傾斜の確認に重きを置いて、2日連続となったこの日は課題の克服に動いた。「クイックやセット(ポジション)、間合い、変化球もやることはまだまだある。しっかり段階を踏んでいきたい」。球団はシーズン終了時に全選手に対し目標設定のリポート提出を求め、小久保監督ら首脳陣が共有している。東浜は昨季から取り組むワインドアップからのクイック投球を課題に挙げていた。指揮官は「彼の場合は経験もある。それプラスを磨いていきたいとの目標設定もある。課題が明確」と姿勢を称えた。倉野投手コーチも「いい状態で入ってきてくれている。期待は大きいです」とうなずいた。プロ14年目は再出発のシーズンとなる。オフに出場機会を求めて国内FA権を行使したものの、正式なオファーは届かず残留することになった。今キャンプは中盤までの調整を一任されているS組だが、初日から宮崎で後輩に負けじと汗を流している。「試合ではユニホームを着て投げる。その緊張感を味わいたかった」とハイペース調整を続けている。昨季まで2年連続最多勝の有原が日本ハムへ移籍し、空いた枠を巡る争いは激しい。17年の最多勝右腕は必死にチャンスをつかみにいく。「年齢は一番上だけど、まだまだ若い子と汗水流しながら練習したい。いいライバルとして競争できたら」。経験や実績だけでなく、気概も後輩たちに負けていない。(井上 満夫)≪年男のチーム最年長投手≫○…東浜は1990年生まれの年男。同年に生まれた主な現役プロ野球選手には、楽天から巨人へ移籍した則本、ヤクルトの小川、楽天の浅村がいる。いずれもタイトルホルダーだが、昨季は全盛期と比較すると物足りない成績だった。午(うま)年に“まくる”ことはできるか。