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【球界ここだけの話(4044)】巨人・丸佳浩が岡本和真からもらった置き土産『丸さん、突然いいですか?』
巨人・丸佳浩(下)にのしかかって股割をさせる岡本和真(上)。仲のいい〝OM〟コンビ「丸さん、突然いいですか?」巨人・丸佳浩外野手(36)にLINEでメッセージが届いたのは、昨シーズンの途中だった。送り主は、今季から米大リーグのブルージェイズでプレーする、当時チームメートの岡本和真内野手(29)。長い間、一緒にチームの主力を務めてきた後輩は、トレーニングメニュー表を添付していた。「突然どうしたん?」「僕は丸さんに一年でも長く現役でやってほしいので」少し珍しいメッセージは、単なる思い付きによるものではなかった。トレーニング知識が豊富な岡本は、信頼する個人トレーナーに丸専用のトレーニングメニューを注文。ウエートトレーニングで鍛えた大きな筋肉や、野球選手にしては硬い関節など、丸の肉体的な特徴をトレーナーに伝え、最先端のトレーニング法を作成してもらい、丸に提案したのだった。丸いわく、「動きの中でバチっと止まるような。バランスが不安定なものを持ったまま、段差から勢いよく段差を降りながらひねったり」という動作で、体幹強化や瞬発力、柔軟性の向上につながるという。36歳になった丸を思う岡本からの贈り物だった。それから日々のトレーニングに取り入れ、今年の自主トレ始動も、そのトレーニングから始めたそうだ。「置き土産ですね。でも、なんか『和真がいいことした』みたいになるから嫌だな(笑)」と、お決まりのイジリも忘れないが、岡本の気遣いでモチベーションが上がったに違いない。「一緒にやっていた選手が、世界最高峰の舞台でプレーするのを見るのはすごくワクワクする。一ファンとして応援したい」と岡本へエールを送る丸。今季は通算2000安打の節目まで71本に迫っており、新たに2年契約を結んだ。「一年でも長く」という後輩の願いにも応えるためにも、プロ19年目も老け込んではいられない。(谷川直之)