サンスポ
【虎のソナタ】初々しいルーキーたちの緊張の汗 新人虎番と阪神D4位・早瀬朔が先輩から〝導き〟
岩崎(左)からアドバイスをもらう早瀬。緊張しっぱなしだった曇り空から時折、細かな雨がパラつく。第2クール初日の宜野座はスッキリしない空模様となった。だが、第1クールの最終日に体調不良で欠席してファンを心配させた中野拓夢が元気に合流。シュッとした顔立ちを、さらにシャキッとして戻ってきた。昨季全試合出場の鉄人にも、たまには「小休止」が必要ということだ。そんなタイミングで、わがサンスポ阪神取材班に新しい顔が加わった。昨年4月に入社したばかりのピヨピヨ記者、秋葉元(げん)だ。中野と同じ山形県で生まれ育った23歳。1月25日に行われた大阪国際女子マラソンの事務局員として冬を駆け抜け、昨秋以来となる野球の取材現場だ。この男、小さな頃からサッカー少年。野球のキャンプ地、それも宜野座の土を踏むのは人生初だった。「どこで何が行われているか、いつ取材が発生するかの勝手が分からず、ずっとキョロキョロしていました」と初々しく振り返っていた。一方、具志川では「本物のルーキー」が、さらに緊張の面持ちで汗を流していた。具志川組を取材した虎番、中屋友那の報告によるとD4位・早瀬朔(神村学園高)が虎投の精神的支柱、岩崎優とキャッチボールを行ったというのだ。岩崎がその名の通り「優しい」男だということは周知の事実。とはいえ、18歳の早瀬クンからすれば、倍近く年が離れた百戦錬磨の守護神。変な汗をいっぱいかきながら、一球ずつ慎重に投じるしかなかったろう。それでも、その後も早瀬は元気いっぱい。室内練習場での打撃練習へ向かう際に「今年中に(安打を)打たなきゃですね!」と張り切っていたんだとか。そう、2027年からセ・リーグでもDH制が導入されるため、早瀬がプロの舞台で安打を記録するには今季しかないのだ。高校時代の早瀬は甲子園では春夏通算で7打数1安打…。難しいことは間違いないが、未来のことは誰にも断言できない。コーチ陣や先輩に鍛えられ、導かれながら後半戦ぐらいで1軍に昇格し、カキーンと「H」のランプをともしているかもしれない。