日刊スポーツ
【阪神】浜田太貴トリプル1号「抑えていかないとすぐ調子乗っちゃう」抑えきれないアピール続く
対外試合1号も、新戦力のハマちゃんだ。昨年12月の現役ドラフトでヤクルトから移籍した阪神浜田太貴外野手(25)が8日、練習試合の日本ハム戦(名護)でチームの対外試合1号を放った。5番指名打者で先発し、4回2死で畔柳の148キロ速球を捉え、左翼越えの先制ソロ。チームのトリプル1号をマークするアピールで、外野の一角に割って入る。◇ ◇ ◇26年のタイガース1号は、今や浜田の専売特許だ。南国・沖縄にも吹き荒れた冷たい強風を切り裂くような先制弾。「ちょっと抑えていかないと、すぐ調子乗っちゃうんで。謙虚に行きます」と笑ったが、抑えきれないアピールが続く。1月29日の沖縄キャンプ先乗り自主トレのフリー打撃で“宜野座1号”を放ち、4日のシート打撃では実戦形式1号弾。さらにこの日はチームの対外試合1号。「もうインパクトで終わりぐらいの、フォロースルーを取らないぐらいのインパクトへの持っていき方、インパクトまで強く、そこからはもうすぐ上向いちゃうんで。打った後にインパクトで終わりぐらいの気持ちでやってます」。今の取り組みを、そう説明した。横浜(現DeNA)などNPB3球団でプレーし、ヒットメーカーの名前をほしいままにした内川聖一氏(43)の教えをかみ砕き、理解し、実践しながらキャンプを送る。1月の宮崎での合同自主トレで、師匠から「すぐ上向くからもうインパクトで終わりというか、それまでにいい形で準備をしておけるように」と癖を矯正する方法を伝えられ、取り組みを続ける。この日は1ボール2ストライクと追い込まれ、コンパクトにバットを振ることに切り替えて奏功。ただ、その状況にないときは「大振りになってしまう。タイミングだったり、我慢ができていないというか。自己満足というか。振らなくてもいいのに。バーンと振ればいいというか。まだガキというか、大人の野球ができていない」。持ち前の長打力を発揮していても、道半ばだ。力感なく振るチームメート佐藤の打撃を見ながら「今やってることは自分もあるんで、わかんなくなったら聞いてみようと思っています」と明かす。狙うのは、定位置。外野の一角へ割って入ろうと奮闘する新戦力を、藤川監督も「練習のところの最後の球際の強さとか、もう1歩ボールを追うとか、目に見えないようなところをタイガースに来てチームが変わることで学びが出ればすごく粘り強い野球選手になっていくんじゃないかなと」と期待を込める。新レギュラーへ、浜田が結果を積み重ねていく。【堀まどか】◆浜田太貴(はまだ・たいき)2000年(平12)9月4日生まれ、北九州市出身。明豊では2年夏に甲子園8強進出。18年ドラフト4位でヤクルト入団。19年9月25日中日戦でプロ初出場。20年9月20日広島戦で球団史上最年少で先頭打者本塁打をマーク。25年オフの現役ドラフトで阪神移籍。今季推定年俸1600万円。177センチ、81キロ。右投げ右打ち。◆阪神浜田の実戦形式1号 2月4日に宜野座で行われた今年初のシート打撃でチーム1号を放った。高卒2年目右腕・今朝丸の直球を右翼へフェンスオーバー。「どんどん振っていこうと思っていた。アピールできたので良かった」と逆方向への1発に納得の表情を浮かべた。昨季まで所属したヤクルトの吉田スコアラーも「敵になったら怖い」と長打力に警戒した。【写真速報】寒さ吹き飛ばせ! プロ野球キャンプが熱い!/8日目