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阪神 浜ちゃんが!初対外試合で12球団最速1号 現役ドラフトで加入の浜田太貴が猛アピール - スポニチ Sponichi Annex 野球
もう、ガキの使いやあらへんで!昨年の現役ドラフトでヤクルトから加入した阪神・浜田太貴外野手(25)が8日、今年のチーム初の対外試合となった練習試合・日本ハム戦(名護)で、豪快な「虎1号」を放った。4日のシート打撃での一発に続き、対外試合でもチーム1号弾。今年の12球団最速の対外試合1号本塁打にもなった。いずれも追い込まれてからのコンパクトなスイングで捉えた。新天地で躍動を続ける“大器”が、熾烈(しれつ)極まる左翼争いで存在感を放つ。
快音を残した浜田の打球が、名護の空を覆っていた曇天を切り裂いた。弾丸ライナーで左翼スタンドに着弾。4日のシート打撃に続いて対外試合でも、チーム1号であり、自らの「虎1号」にもなるアーチをかけた。「(相手投手に)クイック(投球)をされて、逆に良かったというか…自分のタイミングでコンパクトに打てましたね」4回2死。日本ハムの3番手・畔柳と対峙(たいじ)した。2ストライクまでは「大振りになってしまっていた」と体がのけ反るような空振りを続けた。だが追い込まれてからは、対応力を高めるためにコンパクトなスイングに変更。これが奏功した。カウント1―2からの4球目、外寄り高め148キロ直球を、躍動感を抑えて脱力した一振りで完璧に捉えた。手のひらに残った感触が、浜田の新境地開拓を後押しする。「意外と、追い込まれてコンパクトでも飛ぶんで。そうしたいですけど、なかなか、まだできない。大振りになっちゃうところがある。ガキというか、大人な野球ができていないところは、修正していきたい」もう、ガキの使いやあらへんで――。豪快なスイングで飛ばしたい。これは、野球選手なら誰もが一度は抱く欲求。だがレベルが上がるごとに、それに応じたプレーがある。思えば、4日のシート打撃で今朝丸から放った右方向への一発も、フルカウントからのコンパクトなスイングが生み出した。持ち味は、初球から積極的にフルスイングをかける「ブンブン丸」スタイルだったが、一辺倒では生き抜けない。心機一転を図れる新天地で、オフに元ソフトバンクの内川聖一氏から教わった「大人の打撃」への昇華を見据える。「(本塁打も)忘れないと。また力みますし、もう本当にコンパクトにいきたいと思っているので」移籍1年目選手のチーム初対外試合での本塁打は、04年葛城育郎以来22年ぶりで、それがチーム1号となったのは初。葛城と言えば代打の切り札としてもブレークした強打の外野手だったが浜田はその上を見据える。「阪神1年目で、もちろんレギュラーを獲りたい。オープン戦で多く試合に出て、外野のポジションを一つ獲れるように頑張ります」。激戦必至の左翼争いにツッコミ…ではなく殴り込みをかける。(松本 航亮)≪移籍1年目は04年葛城育郎以来≫○…現役ドラフトで加入した浜田(神)が4回に先制の1号ソロ。阪神が沖縄・宜野座で春季キャンプを実施するようになった03年以降、移籍1年目の選手が対外試合初戦で本塁打を放つのは、03年中村豊(前日本ハム)、04年葛城育郎(前オリックス)に次いで3人目で、それがチーム1号となったのは浜田が初。◇浜田 太貴(はまだ・たいき)2000年(平12)9月4日生まれ、福岡県北九州市出身の25歳。明豊(大分)では2年夏の甲子園でベスト8。高校通算45本塁打。18年ドラフト4位でヤクルト入団。23年には自己最多の103試合に出場し、打率・234、59安打、5本塁打、22打点を記録した。25年12月に現役ドラフトで阪神へ移籍。1メートル77、81キロ。右投げ右打ち。