日刊スポーツ
【阪神】キャンプの風物詩「トラッキング」とは? 目慣らしが主な目的/虎番が見た
阪神の沖縄・宜野座キャンプでは8日、名護での練習試合に同行しない残留組の練習が行われた。ブルペンではエース村上頌樹投手(27)のほか、桐敷拓馬投手(26)、及川雅貴投手(24)ら主力が投球した。名護の試合にファンが集中したか、いつもよりギャラリーは少なかったが、その分、投手たちの息遣いがクリアに聞こえ、高揚感よりも静粛な緊張感が漂った。最後に残った及川はブルペンを独占し、100球近くを投げ込んだ。この日は「トラッキング」が行われた。村上の投球中、近本光司外野手(31)が左打席に立って、右腕の球筋を確認した。オフ期間は一緒に練習する間柄。その間も近本はブルペンで球筋を見て、助言を送ってきた。村上にとってもいい時間になったはずだ。桐敷の投球に対しては中野拓夢内野手(29)と小野寺暖外野手(27)が続けて左右の打席に入り、球筋を真剣な表情で確認した。トラッキングはキャンプ中によく見られる練習の1つ。軌道を追いかけるという意味で、データ計測機器トラックマンの「トラック」と同じ。生きた球への目慣らしが主たる目的。もちろんバットは振らないが、本番さながらにタイミングをとる打者は多い。トラッキングのシーンが増えてくると、主力打者がいよいよ実戦モードに入っていく時期だと感じさせる。