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阪神D2位・谷端将伍、初球一閃 火を噴く二塁打 「積極的に行こうと決めている」
五回、二塁打を放つ阪神・谷端将伍 =バイトするならエントリー宜野座スタジアム(撮影・中井誠)阪神春季キャンプ(11日、沖縄・宜野座)阪神のドラフト2位・谷端将伍内野手(21)=日大=が紅白戦に紅組の「3番・二塁」で先発出場。実戦初安打となる二塁打を含む2打数1安打1四球で、たしかな実力を発揮し始めた。火を噴くような勢いで白球を飛ばし、一気に二塁を陥れた。約1万人が集結した宜野座が拍手に包まれても、ルーキー谷端は塁上でポーカーフェースを崩さなかった。「初球から積極的に行こうと決めている中で、センターを意識してインコースを開かずに打てたのが良かったです」新人ではただ一人、キャンプインから宜野座組で歩んできた。8日の日本ハムとの練習試合(名護)は途中出場し1打数無安打1四球だった。心して臨んだ紅白戦だったが、同じく新人のD5位・能登(オイシックス)と対した第1打席は、カウント3-0から積極的に振るも左飛に倒れた。「欲が出て打ち損じたことは反省点。肩が開いて、軽打を意識できていなかった」と修正。2打席目は冷静に四球を選び、3打席目で伊藤稜の初球の内角球をとらえて、左翼線二塁打で実戦初安打を刻んだ。4日のシート打撃でも初打席で初球を引っ張り実戦形式での初安打を放っていた。その積極性は大学時代から変わらず意識することだ。「積極的に行き過ぎて冷静さを失うときもある」と自己分析するが「こっちが有利なときこそ、どんどん積極的に行く。積極性は自分自身のアピールポイント」と胸を張る。アグレッシブなプレーを強みとする谷端だが、グラウンド上では意外ともの静かな性格。同じ内野手として気にかける熊谷は「静かっすね。ノック中も『もっと声出せー!』って言ってますよ」と笑う。それでも谷端の潜在能力を高く評価し「バッティングもいいですし、守備も落ち着いている。(自分の1年目より)全然比にならないくらい良いです。僕も負けないように頑張ります」と一目置いている。快音も響かせ、谷端は「与えられた仕事を全力でやる。(同期のD1位・立石らが宜野座組に合流して)心強いですけど、やっぱり競争なので負けたくない気持ちはずっと持っています」とますます熱い。今キャンプは不動の二塁手・中野が体調不良で一時離脱。この日も石井、伊藤将にアクシデントが発生した。これから先、何があるかは誰にも分からない。居場所をつかむべく、頼もしいルーキーがアグレッシブに備えている。(萩原翔)■谷端 将伍(たにはた・しょうご)2004(平成16)年3月17日生まれ、21歳。石川・白山市出身。星稜高から日大へ進み、東都1部リーグでは首位打者を2度、三塁手でベストナインを3度受賞。昨秋は同2部リーグでサイクル安打を達成した。昨年7月には大学日本代表として日米大学野球の優勝に貢献。26年D2位で阪神入団。契約金7000万円、年俸1200万円。178センチ、85キロ。右投げ右打ち。背番号「25」★阪神の新人野手、実戦初安打あらかると■大山悠輔(2017年) 2月8日の紅白戦に「5番・三塁」でデビューするも3打数無安打。初安打は実戦6試合、17打席目で生まれた。■近本光司(19年) 2月7日の紅白戦に「2番・中堅」でデビュー。第3打席で右前打を放つも、直後に一走でけん制アウトとなった。■佐藤輝明(21年) 2月5日の紅白戦に「1番・左翼」で出場し3打数無安打。2度目の実戦となった7日の紅白戦で初安打を放った。■森下翔太(23年) 2月11日の紅白戦で紅組の「9番・DH」に入り実戦デビュー。四球ののち岡田彰布監督(当時)の指示で急きょ白組に移って2打席目に立ち初安打を放った。春季キャンプガイドへドラフト指名選手育成選手