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広島・新井貴浩監督 有言実行の“横一線競争”ドラ6・西川篤夢ら沖縄2次C抜てき 矢野雅哉は2軍降格 - スポニチ Sponichi Annex 野球
広島・新井貴浩監督(49)が11日、かねて公言している“横一線競争”を実行に移した。14日からの沖縄2次キャンプ(1軍)に2軍から高卒新人のドラフト6位・西川篤夢内野手(18=神村学園高伊賀)と、林晃汰内野手(25)を抜てきすることを明言。一方で、矢野雅哉内野手(27)、前川誠太内野手(22)、育成1位・小林結太捕手(21=城西大)を、きょう12日から2軍に合流させることも決めた。これまでの実績に関係なく、現在のアピールを最重視する厳しさを示した。
2日間の紅白戦を見守った新井監督は「たくさんいいものが見られた」と振り返った。そして、自ら公言してきた“横一線”を有言実行すべく、非情に徹した判断を下した。「もう決めている。下(2軍)からは(林)晃汰と西川を(沖縄に)連れて行く。育成の小林と矢野、前川が下に合流する」14日からの沖縄2次キャンプを前に1、2軍の入れ替えを明言。10日の紅白戦で2打数2安打1打点と存在感を放ったドラフト6位・西川の昇格を決めた。結果を出せば高卒新人でも抜てきする。指揮官は言葉を継いだ。「いいものを見せてくれているので、1軍でたくさん勉強してもらいたいなと。当初、1軍にとは思ってなかったが、想定外のいいものを見せてくれた。沖縄キャンプに帯同して、いろいろ勉強してもらいたい」この日の紅白戦は2打数無安打も、指揮官は、自ら目の当たりにした予想外のパフォーマンスを評価。素材も買い、成長を促す狙いも込めて沖縄行きの切符を手渡した。当の西川は「率直にうれしい気持ちと呼んでいただいたからには結果で応えないといけないなという気持ちになった。同じミスをしないことを心がけて沖縄でもいいアピールをしたい」と決意を新たにした。たとえ2軍でも、結果を出せば上げる。これも“横一線”。西川とともに昇格する林について藤井ヘッドコーチは「情報を共有していてもいい感じに見えた。変わり様もあるのかな」と説明。2軍キャンプスタートだったが、1、2軍間で映像などの情報を共有し、結果を出した選手にチャンスを与える。きょうからの合流を前に天福球場へ荷物整理に訪れた林も「呼ばれたからには結果を残せるように」と意気込んだ。一方で1軍での実績がある矢野が、前川、小林とともに2軍に降格。紅白戦2試合は4打数1安打だったが、新井監督は「単純に目立ってないから」とバッサリだ。自ら掲げた「横一線の競争」を有言実行する厳しい姿勢に、就任4年目の今季にかける決意がにじむ。実績も年齢も関係なし。熾烈(しれつ)なチーム内競争を勝ち抜いた者だけに、1軍のグラウンドに立つ資格を与える。 (長谷川 凡記)