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アストロズ・今井達也 “ダウン・トゥ・アース”な多国籍軍での活躍楽しみ - スポニチ Sponichi Annex 野球
アストロズに入団した今井達也はのびのびとメジャーキャリアをスタートさせているように見える。2日目の12日、今井は笑顔で「ハロー」とあいさつしながらクラブハウスに登場。ロッカーが近くの新人右腕A・J・ブルボーに「Good Morningは日本語で何て言うの?」と問われ、「オハヨウ!」と笑顔で教えるシーンもあった。
その後、フィールドに出ても、ライアン・ワイス、ジェーソン・アレクサンダーらベテラン投手たちと随所に談笑。もちろん多くは通訳の助けを借りるが、新天地に受け入れられているという実感はあったのではないか。この日の練習後「今日初めてチーム全体でPFP(投手の守備練習)をして、こういう時間がどんどん増えてくると思う。そういうのをきっかけに、いろんな選手と仲を深めていければと思っています」と安堵(あんど)したように話した。やりやすい環境なのだろう。一昨年まで8年連続でプレーオフ進出を果たしたアストロズは、日本選手こそ過去に3人が在籍したのみだが、ホゼ・アルテューベ、カルロス・コレア、ヨルダン・アルバレスら外国人選手が中心になることも多かった。現在は台湾出身のトウ愷威(テン・カイウェイ)、中国、韓国球界でもプレー経験がワイスも所属するなど、まさに多国籍軍の印象がある。キャンプ地のホワイトボードには、英語、スペイン語、日本語、マンダリン(標準中国語)という4つの言葉が記されていたのは象徴的だった。また、現監督のジョー・エスパダもプエルトリコ出身で英語とスペイン語のバイリンガルであり、アメリカにおけるいわゆる「マイノリティー」の心を熟知しているのも大きいに違いない。「今のところは、まず彼(今井)のことを知ろうとしているし、こちらがいつでも力になれる存在であるようにしている。それ以外は特別なことはしていない。ここまでは順調だ。彼自身が自分の望んでいること、必要としていることをかなり分かっていると思うし、選手たちも彼に何か必要なものがあるかどうか声をかけているよ」今井とのコミュニケーションについてそう述べていたエスパダ監督。今後、日本語を学んでいきたいという。「ホワイトボードを見ただろう?できる限りやろうとしている。時間はかかるだろうが、日本語だけでなく、中国語も含めて皆で取り組もうとしている」と笑顔で述べていた。新しい生活を始めたばかりの今井もまだすべてにおいて手探りだろうが、ダウン・トゥ・アース(気取らない)の印象があるこのチームなら馴染むのは早いのではないか。まもなくアルテューベ、コレアら陽気なラテンの野手組も完全合流する。気さくなタレント軍団と今井がどんなふうに絡んでいくかが今から楽しみでもある。(記者コラム・杉浦大介通信員)