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【侍ジャパン】合宿初日から“ダルビッシュ塾”開講 精力的な動きを見せる - スポニチ Sponichi Annex 野球
侍ジャパンのアドバイザーを務めるパドレス・ダルビッシュ有投手(39)が14日、宮崎事前合宿初日から精力的な動きを見せた。捕手陣にはピッチクロック対策を助言し、ブルペン入りした松本裕樹投手(29)、北山亘基投手(26)にもアドバイス。世界一に貢献した前回大会や日米での豊富な経験を基に、24日の合宿最終日までの「ダルビッシュ塾」で侍を後押しする。
共に戦う。選手ではなくアドバイザーとして加わったダルビッシュに、侍の戦闘服が用意された。ユニホームのズボンに、チームパーカを着用。背番号11が入ったユニホームも用意され「ここまでしていただけるというのは光栄なこと。(背番号入りユニホームは)着る資格があると思っていない」と敬意を示したが、チームの一員として宮崎の地に立った。役割は明確だ。「自分ができることはピッチクロック、ピッチコムのところ。選手、コーチの方々が不安なく実戦に臨めるようにお手伝いできれば」。全体練習を前にグラウンドに姿を現すと、すぐさま村田バッテリーコーチや捕手陣に即席の青空講義を開始した。打者の表情やスイングなどを観察して配球を組み立てサインを出す日本の捕手と、「ピッチクロック」は「凄く相性が悪い」と指摘。「相手の傾向を理解した上で、その道筋を立てて対戦しなきゃいけない」とデータの重要性を説いた。さらに、捕手陣に伝授したのは時間の使い方。メジャーの捕手が使っている対処法の一つが、時計が止まるボール交換だと助言した。「15秒とかだと切羽詰まってしまう。ここっていう時とかに使えたら」と中村悠。村田バッテリーコーチも「確認したいことがいろいろあった」と感謝した。ブルペンでは松本裕、北山の投球を見守り「自分が日本にいた時とはもうレベルが違う」と評価。カーブについて問われた北山には「自分がどうやって投げているか聞かれたので、自分の投げ方を伝えました」と惜しみなくアドバイスした。2度目の右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)で、今季全休となる状況で井端監督の要請を受諾。「ずっと(誘いの連絡が)敬語だったので、それがとにかく圧が凄くて」と答えて笑わせた。練習後は即席サイン会で一番の歓声が飛んだ右腕の存在は絶大だった。(小野寺 大)