スポニチ
広島ドラ1・平川蓮 対外試合満点デビュー!鮮烈2安打1打点1盗塁「野球って楽しいなと思った」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
広島のドラフト1位・平川蓮外野手(21=仙台大)が15日、プロ初の対外試合となる巨人との練習試合(那覇)で満点デビューを果たした。「1番・DH」で先発出場し、同点の7回に勝ち越しの右前打を放つなど、2安打1打点1盗塁と躍動。「野球って楽しいなと思った」と充実感をにじませた。4―2の勝利に貢献し、新井貴浩監督(49)もニンマリだった。
無邪気な逸材が、最高の見せ場で勝負強さを発揮した。1―1の7回無死満塁で打席に立った平川。巨人・石川が久保への頭部死球で危険球退場となり、スクランブル登板となった松浦に、21歳は人知れず闘志を燃やしていた。「松浦は同学年。小学校、中学校はエグかったぽいし、北海道対決なので、やってやろうみたいな」この試合、2度目の右打席。心は熱くても頭は冷静だった。二塁手・浦田の守備位置が二塁ベース寄りと見るや右方向へ狙いを定め、1ボールから外角高めの変化球を捉えてゴロで右前へ運んだ。「うまく打てた」。自画自賛の決勝打だった。自身プロ初、チームとしても今春初の対外試合に「1番・DH」で先発。初回から躍動した。右打席の先頭打者で、相手のドラ1左腕・竹丸の外角直球を中前へ。ドラ1対決を制すると、3回1死では一塁走者で菊池の初球に二盗成功。足でもアピールした。「緊張はしない人。最初の試合でワクワクしていた。1打席目も内容が良かったので、非常にいい試合だったかなと。野球って楽しいなと思った」この度胸。対外試合初戦でチームに新風を吹き込んだ21歳の活躍を、新井監督は「対応力、適応力は素晴らしい。内容も凄くいい」と絶賛。西舘―山瀬のバッテリーから決めた二盗にも「捕手は強肩で、クイックの早い投手。思い切りの良さがある」と目を細めた。身長1メートル87、93キロの外野手で、スケールの大きなスイッチヒッター。2度の左打席では快音を響かせることができなかったものの「詰まったフライが多かったので、しっかりアジャストしたい」と言い切った。最後に発した言葉はさらに頼もしい。「ルーキーで優勝を目指しにいこうと。一体となって戦いたい」この日出場した新人は、それぞれが持ち味を発揮した。その先頭に立つのが平川。春の実戦を経て開幕へ、期待が大きく膨らむ。 (江尾 卓也)