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ドジャース・佐々木朗希 新魔球!先発再転向へジャイロカッター投げた!直球も最速158・6キロ - スポニチ Sponichi Annex 野球
ドジャースの佐々木朗希投手(24)が15日(日本時間16日)にバッテリー組キャンプ3日目を迎え、ライブBP(実戦形式の打撃練習)に初登板した。延べ3人の打者に対し計17球を投げて安打性1本、1奪三振。新球“ジャイロカッター”で2つの空振りを奪い、直球は最速98・6マイル(約158・6キロ)を計測した。先発に再転向するメジャー2年目へ向け、猛アピールを続ける。
小さく、鋭く曲がりながらストンと落ちた。佐々木は新たに取り組む球種について「カットというか、スライダーというか…。(曲がり幅の)方向性は投手コーチとも話しながら、決めようと思っている」と明かした。大谷、山本がネット越しに捕手の真後ろから見守る中で今キャンプ初のライブBP登板。最初に打席に迎えた金慧成(キム・ヘソン)への3球目に新球で空振りを奪った。「元々投げていたジャイロっぽい速いスライダー」と表現し、カットボールへの進化を思い描いた。アメリカンフットボールの球を投げた時のように、らせん状の軌跡で打者へ向かうジャイロ回転に近づけることで、横回転の要素が多く滑るように横に曲がる変化ではなく、縦に落ちる。金慧成には2打席目の2球目にも再び新球で空振り。直球は最速98・6マイル(約158・6キロ)を計測するなど球威も抜群だった。メジャー1年目の昨季は右肩痛で約4カ月の離脱。救援に配置転換されたポストシーズンでは9試合で3セーブ、防御率0・84でワールドシリーズ連覇に貢献した。既にデーブ・ロバーツ監督は「先発に復帰する」と明言。昨季は全投球の約5割を直球、3割強をスプリットが占め、先発として再び準備を進める上で第3の球種は課題だった。昨季3番目に多かった16・3%のスライダーは被打率・250。改良の途上で「投手コーチからも良かったと言ってもらえた。開幕まで時間もあるので、しっかり方向性と精度を高めていきたい」と見据えた。昨季終盤から投げ始めたツーシームにも「オープン戦を投げながら精度を上げていきたい」と意欲を示し、投球の幅を広げる狙いだ。「去年は自分でこけてしまった。何とも評価し難い年だった。今年は良い意味で課題が見えてくるように、(故障なく)投げ続けることを目標にしていきたい」。3月のWBCは昨季の負傷などを理由に球団判断で出場許可が下りなかった。新球を引っ提げて勝負の2年目へ向かう。(柳原 直之)▽ジャイロ回転 銃弾のように進行方向に対してらせん状に回転する球質。上向きの揚力が働かないため沈みやすい。【朗希に聞く】――今の状態は。「健康状態は良いし、フォームも去年よりさらに良くなっている。ブルペンでも安定してパフォーマンスが出せている」――今キャンプ初のライブBP登板。「2人目以降からはゾーンにも積極的に投げられた。(球の)強さも良かった。(新球は)球速帯も多少影響してくるけど、どれくらい大きく曲がるかによって用途も変わる。今のフォームに対して影響しないように。投げ心地がいい中で投げている」――24年1月に地震があった石川県珠洲市でオフに野球教室を開催した。「震災が起きてから考えていた。いろんな方に協力をお願いして企画した。初めてで普段ない経験だった。子供たちからいろんなパワーをもらったり、いい機会だった」