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ソフトバンク 栗原陵矢「一生懸命やりたい」捕手へ再挑戦“超攻撃型オーダー”模索のため - スポニチ Sponichi Annex 野球
ソフトバンクの栗原陵矢内野手(29)が16日、捕手として再始動した。宮崎キャンプで捕手陣の練習に参加。捕手での出場は21年が最後で5年ぶりのチャレンジだ。再挑戦の初日から大関の球を受けるなど、精力的に動いた。リーグ3連覇へ改革を進める小久保裕紀監督(54)は超攻撃型オーダーを組む可能性を探るためだと説明。栗原は今後も三塁を中心にしつつ捕手の練習も行い、シーズンへ向けて準備を進めていく。
借り物のミット、久しぶりにつけたプロテクターやレガース。捕手練習に加わった栗原は、懐かしい疲労感に包まれていた。待ち構えていた報道陣に対して「なんかカメラ向けられる数が多かったので疲れました」と笑顔で話し、「準備段階すぎて何をしゃべっていいのか分からないけど、頑張るだけです」と捕手再チャレンジへの意気込みを語った。14年ドラフトでは捕手として2位指名を受けたが、正捕手だった甲斐(巨人)の存在は大きく、出場機会を増やすために外野や三塁に転向した。捕手としての出場は21年が最後だが、小久保監督がリーグ3連覇へ攻撃の幅を広げるために立てた構想が栗原の捕手としての起用だった。指揮官は「超攻撃型のオーダーを組むには、彼がキャッチャーに入ってサードに状態のいい選手が入るのが一番。強力な打線になる可能性を探る。(チームを)壊す一環でもある」と説明した。第3捕手としてだけではなく、先発での起用も示唆。レギュラー捕手候補の海野らには事前に「強力なライバルを与える」と伝えていた。小久保監督からは今キャンプ中に打診を受けた。宿舎の部屋に呼び出され、捕手として試合に出る意欲などを問われて「ゼロではないです」と素直に打ち明けた。「(未練は)ないと思ってたけれど、試合中に配球を見たり、自然とキャッチャーのことを考えることがあったと思う」。中学2年から努力を積み重ねてきた捕手というポジションへの思いに改めて気付いたという。この日はフリー打撃に登板した大関の球を受けて「めちゃくちゃ怖かった」と苦笑いした。大関は「全然、違和感とかなかった。明るく捕ってくださったので投げやすかったです」と好印象だった。今後は三塁をメインにしながら、捕手練習に参加する日を設けていく予定だ。「(チームに)迷惑がかかるのは嫌ですし、一生懸命やりたい」。「捕手・栗原」の計算が立てば、チームの可能性は限りなく広がる。 (昼間 里紗)○…栗原は捕手として入団し、高卒入団3年目の2017年6月13日の巨人戦で代打出場後にマスクをかぶったのが1軍初出場だった。同年は3試合、18年は9試合、19年は8試合、20年は3試合、21年は3試合に捕手として出場しており、21年4月4日の西武戦で途中からマスクをかぶったのが最後。先発マスクは18年10月6日の西武戦の1試合しかない。22、23年は外野手、24年以降は内野手登録となっている。