サンスポ
侍ジャパン・ダルビッシュが米国打線の斬り方講座 昨季MVPのジャッジには「高めゾーン」で勝負
藤平尚真にアドバイスするダルビッシュ有アドバイザー=宮崎県総合運動公園(撮影・渋井君夫)3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2連覇を狙う野球日本代表「侍ジャパン」は17日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎で強化合宿の第2クール初日を迎えた。藤平尚真投手(27)=楽天=ら投手陣は隣接するサブグラウンドで、アドバイザーを務めるダルビッシュ有投手(39)=パドレス=と青空談議。米国代表の主将を務める強打者、アーロン・ジャッジ外野手(33)=ヤンキース=の攻略法を授かった。経験豊富なメジャーリーガーの言葉に侍投手陣は熱心に耳を傾けた。ブルペンでの投球を終えたサブグラウンドでも〝ダル塾〟が開講。ダルビッシュが伝えた一つが、昨季ア・リーグで3度目のMVPに輝いた主砲ジャッジの対策だった。この日、65球を投げた救援投手の藤平(楽天)がその一端を明かした。ヤンキースのアーロン・ジャッジ「ジャッジの時に投げると思うからと。外国人バッターに対しては、日本人の高めよりもさらにもう一個高いところを狙っていかないと真ん中くらいになってしまう。1個高いところに投げる練習をしたら、もっと投球の幅が広がるよと言っていただきました」身長約2メートルの大砲、ジャッジを想定しての助言だ。順当に勝ち進めば、米国とは決勝で対戦する。負ければ終わりの一発勝負の大舞台。失投は許されない。メジャー通算10年で368本塁打をマークしている男は、今の段階から頭の中にイメージしておくべきキーマンだ。ダルビッシュ自身は2023年の対戦でジャッジに被弾している。経験に裏打ちされた教えは説得力しかない。WBC初出場の藤平が「自分の中でも納得した。なるほどと思いながら、少し練習しました」と話せば、松本裕(ソフトバンク)も「キャッチャーの構えとかそういう話。変化球とかいろいろそういったところもお話ししたので、また明日以降、練習でも試せたら」とうなずいた。この日から本格的にバッテリーミーティングがスタート。本戦を想定して、打者を意識しながらブルペンで投げ込んだ。ダルビッシュの教えを胸に、世界の強打者との対戦に備える。(阿部慎)侍ジャパンメンバー・日程へ