日刊スポーツ
【解説】ロッテがポジション大シャッフルでシートノック その理由とは
ロッテは20日、沖縄・糸満市西崎球場で練習を行い、野手陣はポジションを大きく入れ替えてシートノックに臨んだ。首脳陣の狙いは、非常時を見据えた“適性テスト”。各選手の可能性を探る一日となった。この日のシートノックの守備位置は以下の通り。一塁=安田、ポランコ、岡、山本、宮崎竜二塁=友杉、上田、井上、ソト三塁=山口、寺地、小川遊撃=中村奨、松石左翼=高部、藤原、茶谷中堅=宮崎竜、小川右翼=池田、和田◇ ◇サブロー監督(49)は今回のシャッフルの意図について「不測の事態に備えてですね。1人が複数ポジションを守れたら、僕らも起用しやすいですし、選手自身の出場機会も広がる。どこができるのか、できないのかを見たかった。今日はいい発見がありました」と語った。中でも中堅と一塁を守った宮崎竜成内野手(25)については「どこでもできそう。そういうのも新しい発見ですね」と評価。これまで主に二遊間や三塁を任せてきたが、「一塁もできる」と新たな選択肢として期待を寄せた。さらに「寺地も、あれだけ打てる選手をベンチに置いておくのはもったいない。まだ可能性を探っている段階ですが」と語り、打力を最大限に生かす起用法を模索していく考えを示した。チームはオフから山本大斗外野手(23)、井上広大外野手(24)を三塁に挑戦させるなど、出場機会を広げるための取り組みを積極的に進めてきた。ソフトバンクでも2軍監督などを務めた松山秀明一軍チーフ内野守備走塁コーチ(58)も、中堅と三塁守備に入った小川龍成内野手(27)を高く評価。「本当にマッキー(ソフトバンク牧原大成)と重なる部分がある。内野も外野も、しかも高いレベルでこなせるのは大きな武器。あれだけできれば『外野もいけるね』となるし、ショートも守れる。これは強みになりますよ」と、その万能性に太鼓判を押した。ポジションの垣根を越えた競争は、チームに新たな厚みをもたらす。