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巨人・阿部監督、長嶋さん誕生日に猛ノック「期待している4人だからこそ」 3・27開幕戦では遺品を所持予定
特守で石塚裕惺にノックを打つ巨人・阿部慎之助監督。左は長野久義編成本部参与 =那覇市の奥武山公園(撮影・萩原悠久人)ミスターの魂とともに! 巨人・阿部慎之助監督(46)が20日、沖縄・那覇キャンプで、昨年6月3日に89歳で死去した元監督の長嶋茂雄さんが監督時代に披露していたノックを敢行した。「サラン(韓国語で愛の意味)です。期待している4人だからこそ、打たせてもらいましたよ。セ・リーグの場合は守備が必要。彼らは守備から出られるチャンスの方が、もしかしたらあるかもしれないから」2年目の19歳石塚を三塁、二塁にはレギュラーを争う門脇、浦田、育成の宇都宮を就かせ、26分間で約300球。際どい打球を放って何度も飛び込ませ、4人のユニホームを泥だらけにした。かつて春季キャンプで期待の選手に〝千本ノック〟を浴びせた長嶋さんが乗り移ったようだった。くしくもこの日は長嶋さんの誕生日。自身がルーキーだった2001年に巨人の監督を務めていたミスターから正捕手に抜擢(ばってき)された。阿部監督がチームを率いてからも、何度も激励してくれた大切な存在だ。指揮官は最近、そのミスターの遺品を贈られたことを明かした。「ミスターが開幕の時につけていこうと思っていたブローチだったらしいんだけど、それを僕が受け継ぐ形でいただけた。開幕には必ずつけていく」レギュラーシーズン開幕戦となる3月27日の阪神戦(東京ドーム)への、心強い〝お守り〟だ。21日のヤクルト戦(那覇)からオープン戦がスタート。ミスターの遺志を継ぎ、秋には2年ぶりのリーグ優勝を届ける。(谷川直之)■那覇でも長嶋さん追悼展示球団は宮崎キャンプで実施していた長嶋さんの追悼展示を、那覇市の「パレットくもじ」でも行っている。この日は長嶋さんの誕生日に合わせて特別ステッカー333枚が配られた。球場外ステージでは教え子のOB、清水隆行氏(52)がトークイベントを開催。かつて長嶋監督が春季キャンプで、ノックを打つ前に上着を脱いで背番号3のユニホームを披露した名場面を「僕は別の場所で練習していたけど、歓声がそこまで聞こえてきたので驚いた」と懐かしんだ。春季キャンプガイドへ