サンスポ
WBC連覇へ侍ジャパン、必勝の日替わり捕手 慣れない投手の把握&相手国の分析に集中
ブルペンで、中村悠平(左)と言葉をかわす侍ジャパン・井端弘和監督=宮崎県総合運動公園野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(50)は20日、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドで試合毎に若月健矢(30)=オリックス、坂本誠志郎(32)=阪神、中村悠平(35)=ヤクルト=の3人の捕手を併用するプランを明かした。慣れない投手の把握、相手の分析に集中することが狙いで、大会連覇へ一戦必勝を期す。同日は強化合宿は休養日だった。世界一連覇への〝働き方改革〟だ。井端監督は「いい捕手がいるので、それもできるのかな」と、1戦目から3連戦を含む4試合が組まれるWBCの1次ラウンドで坂本(阪神)、若月(オリックス)、中村悠(ヤクルト)の代表3捕手を試合ごとに併用するプランを明かした。今回は新たに投球間隔制限「ピッチクロック」やサイン伝達機器「ピッチコム」などの大会ルールが採用され、各投手ごとの特徴の把握など捕手にかかる負担が増えた。加えて、初対戦の打者が多く膨大なデータ量となる相手国の分析を、併用起用により各捕手が担当する試合を明確にすることで、負担を減らし、より深堀りした対策を立てることが可能となる。対戦国の情報収集にも万全を期す。同じC組の韓国代表が同国球団と複数の強化試合を組んでいる沖縄には金子ヘッドコーチ、台湾代表がソフトバンク、日本ハムとの交流試合を行う台北には、昨年のWBC予選も視察した吉見投手コーチを派遣。指揮官は「打者はここが強い、弱いとかはあるけど、プロ野球なので弱いところはオフに改善してくると思う。その中で、何をどう取り入れているのかは生で見ないと分からない部分がある。それは有効に使おうと思う」と説明した。宮崎合宿でも対戦国分析のミーティングが進められており、大会連覇へ向けた準備には余念がない。「最善を尽くせるものは尽くさないといけない」と井端監督。再び頂点に立つための戦いは、既に始まっている。(浜浦日向)