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ソフトバンク・藤原大翔 “千賀2世”だ!育成3年目右腕が紅白戦で成長実証の155キロ - スポニチ Sponichi Annex 野球
ソフトバンクの高卒育成3年目右腕・藤原大翔投手(20)が20日、A組(1軍)紅白戦に登板し、2回を1安打無失点に抑えた。自己最速タイ155キロをマークした直球でグイグイと押し、山川穂高内野手(34)からは空振りも奪った。育成選手から成り上がったメッツ・千賀滉大投手(33)に重なる姿に首脳陣の評価も急上昇。22、23日の侍ジャパンとの壮行試合に登板する可能性も浮上した。
背番号142が、1軍の打者へ150キロ超えの直球を次々と投げ込んでいく。20歳の育成・藤原が、自己最速タイの155キロをマークする快投で強烈なインパクトを残した。「自分の自信のある真っすぐでどんどん押していけたところが良かったところです。自信を持っていけた」紅組3番手として登板。威力抜群の直球を軸に2回を1安打無失点に抑えた。4回2死一塁ではイヒネのバットを153キロ直球で粉砕し、左飛に打ち取った。5回は川瀬に内野安打を許したが、野村を中飛、栗原を左飛、山川からは高めの直球で空振りを奪い、最後は154キロで二飛。本塁打王4度の大砲に真っ向勝負を挑み「楽しかったです」と初々しい表情を浮かべた。1年前の悔しさをバネに大きく成長した。昨年2月17日の紅白戦でもA組に呼ばれた。ただ、1回3安打3四球3失点と結果を残せず「自分を見つめ直すことができました」と振り返る。「去年は余裕がなかった。今日は自分の投球に集中することができました」と成長を見せつけた。1月は上沢に弟子入りし宮古島での自主トレに参加した。弟子の快投に上沢は「僕がみんなに“えぐいよ”と言ってました。若くてあれだけのボールを投げられるのは魅力的だしうらやましい」とニッコリ。対戦した海野も「あれだけ真っすぐと分かっている中で、みんなファウルになったり空振りをしていた」と驚きを語った。成長ぶりには小久保監督も「プロに入った時は140キロそこそこだった投手がここまで成長を遂げたわけですからね。制球面が課題でしたけど、ストライク先行でカウント有利に投げられる」と目を細める。この日、藤原を含めた育成5投手がそれぞれ無失点アピール。指揮官は22、23日の侍ジャパンとの壮行試合に向けて「全員ではないですけど、今日のピッチングも踏まえて侍にも連れて行くつもり」と言及した。高校時代は無名で140キロ台の右腕が、今や150キロ超へ急成長した。その姿は福岡から世界へ羽ばたいた千賀に重なる。それほどの期待を抱かせる猛アピールだった。 (木下 大一)◇藤原 大翔(ふじわら・はると)2005年(平17)12月26日生まれ、福岡県出身の20歳。小4で野球を始める。飯塚での入学当初のポジションは内野で、途中から投手に転向。23年育成ドラフト6位で入団。特技は送りバント。興味があるスポーツはクリケット。1メートル77、73キロ。右投げ右打ち。