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【球界ここだけの話(4060)】阪神の新助っ人・ディベイニーは日本球界への適応に〝没頭〟 キャンプで早出特守を繰り返す勤勉さ
阪神の新外国人、キャム・ディベイニーは日本球界への適応に〝没頭〟している青い瞳の奥に、闘志がメラメラと燃えている。阪神の新助っ人キャム・ディベイニー内野手(28)=前パイレーツ=は日本球界への適応を目指し、誰よりも積極的に、誰よりも熱心に白球を追いかけている。「アメリカにいるときから、『見本になる』っていうことは大事にしていた。練習量を重ねていって、他の選手の見本になれるような行動をしていきたい」昨季は正遊撃手が固定できなかったチーム事情もあり、その座を担う存在として期待されて来日。マイナー通算85本塁打を誇るパンチ力と華麗な守備を武器に海を渡ってきた。宜野座キャンプで早出特守を繰り返しているディベイニー(左)。右は中野拓夢しかし、今春キャンプの実戦では土のグラウンドに苦戦。2月8日の日本ハムとの練習試合(名護)で打球を後逸すると、11日の紅白戦(宜野座)でも判断ミスで打球はグラブの下を抜けた。「バウンドの跳ね方が自分が思っていたものと違った」。米国とは異なる日本の打球やグラウンドに、戸惑いを隠せなかった。キャンプの合間に笑顔を見せるディベイニー異国の地で成功を収めるため、ディベイニーは目の色を変えた。ここまで大山(8度)に次ぐ5度の早出特守を敢行。田中秀太内野守備走塁コーチ(48)から徹底指導を受けながら、積極的にアドバイスを求め、技術を吸収している。「田中コーチは自分のことをどうにかして助けたいと、いろんなことをやってくれている。それに少しでも応えられるように、自分が感じたことや彼から見た自分の姿をお互いに聞いて、いい結果として残るように取り組んでいるよ」捕球動作や足の運びを何度も確かめ、田中コーチから借りた、小さく面が平らな練習用グラブで練習を重ねた。通訳を交えてチームメートに意見を求めるなど、宜野座のグラウンドでは精力的な姿が目立つ。藤川監督が掲げる「没頭」というスローガンの意味は知らなかったというディベイニーだが、野球にひたむきに向き合うその姿は、まさに〝没頭〟そのものだ。「すごく順調に進んでいるよ。感覚っていうのも良くなっているし、早出で練習量を増やして、一日でも早く対応できればと思っている。すごく充実した練習が過ごせているよ」メッセンジャーやマートンら、日本で成功を収めた助っ人たちも勤勉さを持ち合わせていた。彼らに続くべく、背番号24を背負う男は目、耳、そして頭と全身をフルに使い、「野球」に対応していく。(萩原翔)春季キャンプガイドへオープン戦日程へ