日刊スポーツ
【侍ジャパン】佐藤輝明「長所」生かし「4番」いきなりアピール5打点、井端監督うれしい悩み
WBC連覇を目指す侍ジャパンが22日、26年初陣となった「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2026」の壮行試合ソフトバンク戦(サンマリンスタジアム宮崎)を行い、阪神トリオが計11打点の大暴れで13得点の大勝に導いた。「4番三塁」で出場した佐藤輝明内野手(26)は、初回の同点タイムリーなど適時打3本で5打点。「5番左翼」の森下翔太外野手(25)は初回の勝ち越し打と2ランで2安打4打点。「8番」の坂本誠志郎捕手(32)は侍1号2ランと止まらなかった。メジャー組の合流を前にしたアピール合戦に、起用法を模索する井端弘和監督(50)もうれしい悩みだ。◇ ◇ ◇白地に赤のタテジマになっても、豪快な打撃は変わらなかった。侍ジャパンの初陣で4番を任された佐藤が第1打席から、侍ファンの心をつかんだ。初回に1点先制を許して迎えたその裏無死満塁の好機。「しっかり結果というのを求められると思うので。今日はよかったかなと思います」。侍の主砲の自覚を胸に打席へ。ソフトバンク左腕、前田悠の130キロフォークに詰まりながらも食らいつき、二塁への内野安打で同点に追いついた。本領発揮はこここからだった。続く2回2死一、二塁の第2打席。今度は左腕大江の外角134キロ直球を軽やかに捉えて、左越えに2点適時二塁打を放った。さらに5回2死一、三塁では、上茶谷の外の直球をセンターに運び、再び適時二塁打で2点を追加。これぞ4番の働きで5打点を荒稼ぎし、13得点大勝に導いた。自慢の長打力は日の丸を背負っても健在だ。「自分の長所でもあると思うので」。このオフは肉体強化に取り組み、体重を100キロに乗せた。厚みの増した体だからこそ、軽く打っても打球が高々と舞う。「しっかり脱力した中で、いい当たりが出てるので。もうちょっと速い球にも、慣れていく必要はあるかなと思いますけど」。脱力打法への取り組みの成果で、宮崎のファンを沸かせ続けた。同じ内野手のブルージェイズ岡本、ホワイトソックス村上らのメジャー組合流前に存在感を発揮した。ポジション争いは熾烈(しれつ)で、外野に回ってもカブス鈴木、レッドソックス吉田、ソフトバンク近藤らの強打者がそろう。チームを率いる井端監督もうれしい悩みだ。「(佐藤が)非常に打ってくれれば、打ってくれるほど悩みますね」と目尻を下げた。佐藤も譲るつもりはない。「今日みたいに長打を打てればいいアピールになると思う。しっかりアピールできれば、そういうチャンスも出てくると思うので」と力を込めた。一方で、共闘して世界一をつかみたい思いも強い。岡本、村上とセ・リーグで戦ってきた2人へのライバル意識を問われると、こう答えた。「ここではね、本当にチームメートで一緒に上を目指すという立場だと思う。あとは監督が決めることなので。僕はしっかり、どんなところで回ってきても仕事ができる準備をするだけです」。しびれる場面でも打ちまくり、井端監督を胴上げする。【磯綾乃】【侍ジャパン】WBC壮行試合 阪神勢の活躍で侍が大勝 佐藤輝5打点 森下、坂本2ラン/詳細