スポニチ
【侍ジャパン】2・22猫の日に虎祭り 森下一発含む4打点、佐藤輝3安打5打点 坂本と3人で計11打点 - スポニチ Sponichi Annex 野球
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を目指す侍ジャパンは、初実戦となる「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」壮行試合・ソフトバンク戦(サンマリン宮崎)に臨み、7回降雨コールドで13―3で大勝発進した。自身初の代表4番に入った佐藤輝明内野手(26)、5番の森下翔太外野手(25)、坂本誠志郎捕手(32)の阪神勢が躍動し、3人で計11打点。メジャー組野手の合流を前に猛アピールに成功した。
春の猛虎祭りのフィナーレを飾ったのは森下のバットだった。リードが9点に広がった直後の5回2死二塁で迎えた4打席目。伊藤の失投を背番号23は見逃さなかった。「角度もうまくついて、場面的にもすごくいいホームランだったんじゃないかな」力感のないスイングから放たれた打球は左翼ポール際中段に飛び込む2ラン。昨季、セ界一を中軸でけん引した男が、サンマリンの観客を最後まで沸かせた。同点に追いついた初回無死満塁の好機では前田悠のまん中低めを左翼線へ運ぶ2点適時二塁打。安打はともに追い込まれてからのフォークにうまくコンタクトし、初陣から4打点と折り紙付きの勝負強さを誇示した。「本番になったら、もっと数少ないチャンスをものにしていかないといけない」“弟分”の躍動にこの男も黙っていない。昨年、40本塁打、102打点で2冠に輝いたMVP男の佐藤輝だ。1点劣勢の初回無死満塁。前田悠の内角高めフォークに詰まりながらもボテボテの二塁適時内野安打で同点にすると、2点リードの2回2死一、二塁の打席では大江の外角直球を左翼線へ運ぶ2点適時二塁打とした。トドメの一撃は7点優勢の5回2死一、三塁。上茶谷の外角直球に泳がされながらも、打球は中越えの2点適時二塁打。侍ジャパンで初めて4番に座った虎の大砲も5打点と持ち味を存分に発揮した。「いい当たりも出たので良かった。(長打力は)自分の長所でもある。今日はそこを出せて良かった」佐藤輝を「今の日本で間違いなく飛距離を持つ選手」と評する井端監督も納得した表情を浮かべた。「打ってくれれば、打ってくれるほど悩む」。侍ジャパンの三塁のスタメン候補は米大リーグに移った村上(ホワイトソックス)や岡本(ブルージェイズ)がいるが、結果を残し続ければ、三塁のみならず意欲的に取り組む右翼起用の可能性も高まっていきそうだ。4点リードの3回無死一塁では坂本が左翼へ2ラン。猫の鳴き声「ニャン・ニャン・ニャン」との語呂合わせに由来した2月22日の「猫の日」に、虎の3人衆が計11打点と暴れ回った。アーチをかけた森下が帰りのチームバスに乗り込んだ瞬間、宮崎の空には猛虎の猛打を祝う、奇麗な虹がかかっていた。 (石崎 祥平)≪13得点16安打は井端体制2番目≫○…井端監督が率いた26試合目で、13得点、16安打は、昨年11月10日広島戦(練習試合)の14得点、18安打に次ぐ2番目。また佐藤輝の1試合5打点は、24年プレミア12のスーパーラウンド・米国戦で小園が挙げた7打点以来。WBCイヤーの侍ジャパン実戦白星発進は、06、09、23年に次いで4度目。過去3度はいずれも世界一に輝いており、“吉兆”として後押しできるか。▽猫の日 2月22日の数字の並びと、猫の鳴き声「ニャン・ニャン・ニャン」の語呂合わせに由来しているとされる。1987年に一般社団法人ペットフード協会と愛猫家の集い「猫の日実行委員会」が「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日」という願いを込めて制定した。