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阪神・近本光司、貫禄の初球打ち 開幕へ「完成度10%」も圧倒的リードオフマン健在
【プロ野球オープン戦日本ハム対阪神】1回 安打を放つ阪神・近本光司=エナジックスタジアム名護(撮影・中井誠)(オープン戦、日本ハム5-2阪神、23日、沖縄・名護)〝試合開始の余韻は、名護を黄色く染めた虎党の歓声で上書きされた。捉えた打球は右前で弾む。あっという間の達人技。阪神・近本光司外野手(31)は貫禄の初球打ちにうなずいた。「初球からスイングをしにいくというのが、やりたいことだった。(キャンプで取り組んだことの完成度は)10%くらいじゃないですかね」シーズン同様、一回のまっさらな打席に入る。達の初球151キロを一閃。一、二塁間を破る右前打を「タイミングを合わせることが一番大事だった」とひょうひょうと振り返った。22日のヤクルト戦(浦添)も「1番・中堅」で先発し、奥川の初球145キロを遊撃への内野安打とした。「昨日は芯で捉えることができなかったけど、今日は捉えることができた。捉えられたから良いわけではないけど」。調整の一環で結果は関係ない。ただし、虎のリードオフマンはシーズンでも初球に強い。初球の通算打率は・381。2024年は驚異の・450とほぼ毎年3割以上の成績を残している。23年のみ唯一の2割台だが、岡田前監督(現オーナー付顧問)が四球の査定をアップして臨んだシーズンで、待球のサインも多く出ていたはずだ。とにもかくにも、近本のひと振りで仕留める技術は群を抜いている。今季の開幕戦は3月27日、敵地・東京ドームで巨人と伝統の一戦を戦う。「1番・中堅」は近本でいくこと間違いなし。ビジターゲームの一回先頭。その初球に相手の出はなをくじくことができれば、宿敵へのダメージは計り知れない。「実戦の中で見えてきた部分もあるし、まだまだ見えない部分もある。今年やってきたことを修正しながら、最終的にはシーズンに入ってからも、より良く更新できるように。シーズン通して合わせていけたらいい」待ち遠しい「3・27」。プレーボールの号砲が鳴りやまぬうちに響かせる快音が、球団史上初のリーグ連覇を手繰り寄せる。(原田遼太郎)一球速報へオープン戦日程へ