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松坂大輔氏 Bジェイズ岡本和真へ昨季カブス・誠也の32本塁打目指して - スポニチ Sponichi Annex 野球
【平成の怪物が行く 松坂大輔の探求】元西武で本紙評論家の松坂大輔氏(45)による月1回のコラム「松坂大輔の探球」2月編。松坂氏は日本のプロ野球はもちろんフロリダ、アリゾナで大リーグのキャンプを取材するなど太平洋を挟んで日米を飛び回った。今季がメジャー移籍1年目となるアストロズ・今井達也投手(27)、ブルージェイズ・岡本和真内野手(29)らに加え、超大物右腕を取材するなど精力的に各地に足を運んだ。
あっという間で、同時に非常に充実していた2月でした。沖縄、宮崎で各球団のキャンプを回り、次は米国へ。まずはフロリダへと飛び、ア軍に入団した今井投手にインタビューを行いました。練習を遠目で見ても、非常に明るい表情、雰囲気で過ごしていることが伝わってきました。特に印象的だったのが、チームメートと積極的にコミュニケーションを取っていた姿。自分が西武で現役の頃もロッカールームでよく話をしましたが、当時はもっとおとなしくて静かでした。たくましくなったな、と思いましたね。移籍1年目。新しいチームで自分を知ってもらうこと、チームメートを知ることは成績を残す上でも大切な要素です。自分もレッドソックス1年目の07年、当時エースだった同い年のベケット、捕手のバリテックらと食事に行きました。人見知りするタイプでしたが、なるべく通訳を介さず勇気を振り絞って積極的に誘うよう心がけ、快くOKしてもらったのを覚えています。同じく移籍1年目のブ軍・岡本選手も取材しました。自分が行った時はまだ時差ぼけがつらそうでしたが、打撃練習は主力のゲレロ、スプリンガーと同組。2人に負けない飛距離を披露していました。岡本選手とは中日時代に対戦しましたが修正能力が高く、ホームラン打者でありながらコンタクトする能力も高い。18年9月の対戦で本塁打を打たれたのもよく覚えています。昨季、カブスの鈴木誠也選手が日本選手の右打者最多の32本塁打。岡本選手には、その数字にいかに近づけるかを期待したいです。1年目だからこれぐらいの数字でOK…、というものをいい意味で裏切ってほしい。移動距離や時差、休みが少なかったり連戦も続く。慣れない部分も多いでしょうが、こちらも打撃同様の「修正能力」を発揮してくれるのでは、と思います。今回は日本選手だけでなく、超大物右腕を取材する機会もありました。昨季のサイ・ヤング賞で米国代表としてWBCに出場するパイレーツのスキーンズ投手。インタビューを了承してくれたことに驚きましたし、話すことができてうれしかった。なにより本当にナイスガイでした。身長1メートル98。スケールの大きい投手と、侍ジャパンはWBC決勝で対戦する可能性がある。そう考えると今からワクワクしますね。(本紙評論家)≪ド軍キャンプ地訪問 大谷最速99マイル「安心」≫松坂氏はドジャースのキャンプ地を訪問し、大谷らの練習を熱心に見守った。大谷がライブBPで直球が最速99マイル(約159・3キロ)を計測したことに「この時期にあれだけスピードが出るのは安心材料になる」と順調な仕上がりを確信。一方でWBCでは投手として登板しない予定となっていることに「どうやって開幕に向けて投手の調整をするのか、注目しています」と関心を寄せた。