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Bジェイズ・岡本 1年目日本選手で史上最速“メジャー1号” 追い込まれてから「いい形に打てた」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が23日(日本時間24日)、メッツとのオープン戦で待望の1号アーチを放った。WBC米国代表のクレイ・ホームズ投手(32)の変化球を捉え、2ランを中堅バックスクリーンに運んだ。実戦2試合、3打席目で、現地2月23日の初アーチは1年目の日本選手では最速。海を渡った巨人の4番が、早くも存在感を示した。
飛距離431フィート(約131メートル)の一発をバックスクリーンにぶち当てた。キャンプ本拠地TDボールパークが騒然となった。「しっかりタイミングを取ることや、自分の課題がある。それをいい形に打てた」。納得の表情でそう振り返った岡本は、日本通算248本塁打の実力とパワーを早くも発揮した。2回1死一塁、昨季12勝の右腕ホームズに3球で追い込まれた。続く4球目、外角低めのカーブを完璧に捉えた。打撃練習でも示してきた通り、引っ張り一辺倒ではなく、センターから右方向にも大飛球が打てる。複数球団の争奪戦の末、4年総額6000万ドル(約93億6000万円)で獲得したブルージェイズが高く評価したのが、追い込まれても簡単に三振をしない「2ストライクアプローチ」。岡本の魅力が凝縮された名刺代わりの一振りとなった。デービス・シュナイダー監督は「彼はうちの求めるタイプ。だからこそ我々にとって素晴らしい補強なんだ」と目を細めた。まだ実戦2試合、3打席目での第1号。1年目の日本選手では、20年2月24日にマークした筒香嘉智(レイズ)を抜き、史上最速だ。「パワーもあるし、投手や球質に慣れていけば、よりはっきりと表れてくると思う」と続けた。ホームズは3月のWBC米国代表に名を連ねる。本番では決勝まで勝ち進めば再戦する可能性がある。前回23年大会の決勝・米国戦では、4回に主導権を握る左中間へのソロを放った。「WBC代表とかは関係なく、ほとんどの投手が初めてになると思うので。そういう中でも対応できる打撃をしていけたら」と静かにうなずいた。この時季では異例の気温12度という寒さで、前日からはマイナス10度と一気に気温が下がった。岡本も「宮崎くらい寒くてびっくり」と目を丸くしていたが、スタンドは一振りで沸き、ゲレロら新たなチームメートから祝福を受けた。「いっぱい打ちたいなと思いました」。あと2試合に出場し、チームを離れて侍ジャパンに合流する。再び日本列島を熱くさせるため、最高のスタートを切った。(杉浦 大介通信員)【岡本に聞く】――変化球をセンター方向へ。「打つ、打たない、ヒット、アウト関係なく、いい当たりを試合を重ねるごとに増やしていけたら」――2ストライクからのアプローチは?「そういうのも含めて、試合の中でどんどん良くしていかないといけない。今日に関しては良かったと思う」――前日の打ち込みを落とし込めた?「まだまだ練習をして、試していく期間。試合は覚えることもある。まずは自分がやりたいこと、課題を持ってやっていきたい」――中堅から逆方向へ打てる良さ。「別に、そのへんは特に何もないです」――まだあまり速球を投げられていない。「まだ試合では4打席ですし。これからどんどん、いろいろ勉強だと思います」《松井秀喜も筒香も抜いた》1年目の日本選手のオープン戦初アーチは、試合数と打席数では、1試合目の2打席目に本塁打した03年の松井秀喜(ヤンキース)が最速。岡本の2試合目は筒香と並び2位タイ、3打席目は単独2位の早さ。現地時間2月23日は、2月27日の松井や2月24日の筒香を上回り最速となった。