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阪神・村上頌樹、今季の目標は「沢村賞ですね」田尾安志氏に誓う四球減「三者凡退のイニングも増えてくる」
サンケイスポーツ専属評論家・田尾安志氏に沢村賞獲得を誓った阪神・村上頌樹=バイトするならエントリー宜野座スタジアム(撮影・水島啓輔)阪神・村上頌樹投手(27)が西武、阪神で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めた田尾安志氏(72)=サンケイスポーツ専属評論家=との対談に応じた。昨季セ・リーグ投手3冠に輝いた右腕は今季の目標に掲げる沢村賞に向け、メリハリをつけた投球術で選考基準のひとつである180投球回をクリアする考えだ。田尾氏(以下、田尾)キャンプはどう過ごした?村上しっかり球数を投げられました。最後までけがなく終えることが一番なので、そういったところはできているかなと思います。田尾今年の一番の目標は?村上沢村賞ですね。先発投手が取れるタイトルはたくさん取れて、あと取れていないのは沢村賞。先発をやっている以上、目指していきたいです。田尾昨年は基準の200イニングに届かず、175回⅓だった。村上改めて200イニングを連続で投げている昔の方々は本当にすごいなと感じました。田尾2年前は150イニングちょっとだったけど、25イニング増えるとかなり違う?村上疲労が抜けにくくなるのはあって、シーズンが終わって疲れていた。3試合完投しての数字なので、いざ経験するとすごいなと。田尾今の投手はどのイニングも100%に近いボールを投げている。僕らの頃は試合の前半ちょっと手を抜いて、ランナーが出てきて力を入れようかという投手が多かった。村上それは現代でも大事かなと思います。そんなに器用にできたら長いイニング投げられますね。阪神・村上頌樹の年度別成績田尾江川(元巨人投手の江川卓氏)なんか適当に投げとったよ(笑)。でも、ランナー出たら必死で投げていた。村上本当ですか(笑)。でもそれは学ぶところでもありますね。田尾今季は200イニングを目指す?村上200はまだ高過ぎますね。沢村賞の基準も下がったので、180イニングを目標にしていきます。田尾昨年からあと5イニングの上積みには何が必要?村上去年も四死球が多くなったので、そこを減らしていければランナー出ないですし、三者凡退のイニングも増えてくるかなと。球数が減ってイニング数も増えるかなと思います。田尾新たに取り入れたことはある?村上新たにというのはないですけど、全部の精度を上げるという意識で取り組みました。コントロールの部分で、もう一つ高さを下げる。高めに浮かないように、低く低くという意識で投げています。自分はコントロールで勝負するタイプなので。田尾今のタイガースは高いレベルの競争があるよね。村上ひとつ間違えてしまうと、立場が逆転されてしまうような環境で、できています。でもそれは刺激にもなりますし、もっともっと成長しないと簡単に奪われてしまうぞと日々感じています。★対談を終えて田尾氏、村上の沢村賞は「天保山に登るくらいの…」村上は昨年、投手3冠を獲得したが、浮ついたところもなく、考え方がしっかりしている。自分のことをしっかり分析できていて、どんな環境でも力を発揮できる印象だ。やはり阪神のエースは村上だなと感じる対談だった。今年の目標に沢村賞に挙げた。先発投手にとって一番のタイトルで、トップを目指すという意欲が大事だ。選考基準の一つである投球回が200イニングから180イニングに緩和されたことで、結果を残してきている村上なら、獲得できる可能性は十分。万全を強調していたし、天保山(標高4・53メートル)に登るくらいの感覚ではないか。石井の離脱によって、先発陣はより一層、長いイニングを投げるという意識になったと思う。村上が先頭で引っ張っていってほしい。★ブルペンで100球「沖縄での投げ納め」村上はブルペンで変化球を交えて100球。「持っている球種は全部投げた。きょうが沖縄での投げ納めですね」。背後から見守った藤川監督も力のある球をみながら納得の表情だった。初実戦だった22日のヤクルト戦(浦添)は2回無安打無失点、2奪三振。「ここまでは順調。開幕に向けて球の精度をもっと高めていきたい」と先を見据えた。★沢村賞正式名称は沢村栄治賞。伝説の大投手、沢村栄治氏(巨人)の功績をたたえ1947年に制定され、シーズンで最も優れた先発投手に贈られる。7項目の選考基準があり、25試合登板以上、15勝以上、勝率6割以上、150奪三振以上、防御率2・50以下のほか、今季からはこれまで10以上だった完投数が8以上に、200以上だった投球回数が180以上に緩和される。春季キャンプガイドへオープン戦日程へ