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今永昇太 決意の1年契約、世界一の瞬間を「野球を辞めた時に真っ先に思い出したい」今季オープン戦初登板 - スポニチ Sponichi Annex 野球
カブスの今永昇太投手(32)は24日(日本時間25日)、パドレス戦にオープン戦初先発し、2回を33球3安打1奪三振、無失点。最速は94.1マイル(約151.4キロ)をマークする上々の初登板となった。
立ち上がりから8球連続で直球を投げ込んだ。先頭のジョンソンは平凡な三塁へのゴロだったが、三塁手が待って捕球したために内野安打。3番・アンドゥハーには初めて投げたカーブが左前にポトリと落ち1死一、二塁となった。しかし、今永は宋成文(ソン・ソンムン)をこの日最速の94.1マイルの直球で空振り三振、ソラクを93.4マイル(約150.2キロ)の直球で二ゴロとし無失点で切り抜けた。2回はレイエスにスプリットを中前に落とされたが、今永らしい直球で押し込む力強い投球で無失点。順調な仕上がりを見せ「体もどこも痛いところがないので、それだけでも十分かなと思ってます」と笑顔を見せた。昨季は5月に左太腿裏の張りのため負傷者リスト(IL)入りし、2カ月近く、戦線離脱を余儀なくされた。故障の影響もあり、昨季は25試合の登板で9勝8敗、防御率3.73だった。9月は5試合で防御率6・51、計10被弾。ポストシーズンも2試合で防御率8・10と終盤に調子を落とした。「やはり怪我をした後にどうしてもかばうという動作があったなと。今思い返してみると、トレーニングの中でも、例えばスクワットの角度が少し浅いとか、ランジをしてても膝がブレてしまうとか」と振り返る。そのうえで「そういったところで、まずその恐怖心を取り除いていく作業から始めて。それからやっと強化ができる本番なので。そういった点ではやっぱり4カ月ぐらい、しっかりそこに向き合ってこれたのは大きかったですし、これからもそれを継続していくかなと思ってます」と見通しを口にした。昨季シーズン後は球団が3年総額5700万ドル(約87億円)の契約延長の権利を行使せず、今永側も年俸1500万ドル(約22億9000万円)の単年契約を結ぶ選択権を行使しなかった。その後、球団側がFA選手に規定額で1年契約を求めるクオリファイングオファー(QO)を提示。今永が受諾し、規定額の2202万5000ドル(約33億7000万円)でカブス残留が決まった。勝負の1年契約に思いは新ただ。「やはり自分がユニフォームを脱ぐ時のことを、脱ぐ瞬間に思い出す光景って、実はそう多くはないと思うんですね。例えばルーキーの初登板であったりとか、そういう節目、節目がやはり思い出す瞬間だと思うので。ワールドチャンピオンになった瞬間を、野球を辞めた時に真っ先に思い出したいなと思います」と言葉に力を込める。「そのためにも僕だけのイメージではないので。日本にいる家族もいるので、そういったみんなの思いもあるんで、なんとかその夢は叶えたいなと思ってますね」と決意を口にした。