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【球界ここだけの話(4065)】復活を期すDeNA・石田健大 昨季1軍登板なしからの巻き返しへ
DeNA・石田健大巻き返しのシーズンへ。プロ12年目のDeNA・石田健大投手(32)は今季、沖縄・嘉手納町の2軍で春季キャンプをスタートした。19日、ロッテとの練習試合には2軍から参加し、1回2安打2失点。「練習試合だったが、久しぶりの感覚だった。ゲームに参加させてもらって、投げられているのが一番プラス」と、一歩ずつ歩みを進めている。2015年ドラフト2位で法大から入団し、16年には9勝。17、18、23年には開幕投手を務めた。だが、ここ2年は苦しい時期が続いた。24年の6月に負った左肩の肉離れの影響により、昨季はプロ11年目にして初めて1軍登板機会なしに終わった。痛みに悩み、患部の状態は一進一退を繰り返す。先行きに不安が募る中、「一日でも早く自分の肩がどれだけ良くなるかしか、この期間は考えていなかった」と当時の胸の内を語った。今オフは「肩がいい状態で投げられるようにすることがベスト。そのために何が必要なのか」と、上半身のウエートトレーニングを増やして肩回りの柔軟性などを強化してきたという。「若者たちに負けないように、しっかりと取り組まないといけない」。鋭い視線から確固たる決意を口にした。けがをしたからこそ、分かることもあった。「もともとそんなに肩が気になっていたタイプではなかった。一回痛くなってから、状態を上げていくことがすごく難しかった」。毎日のケアの時間を長く取るなど、より一層、肩肘の状態に意識が向くようになった。24年6月6日のオリックス戦(横浜)以来、1軍マウンドからは遠ざかっている。ここまでの期間、リハビリやケアなど自らを支えてくれたトレーナー陣などに感謝を伝えるため、目指す舞台はただ一つしかない。「いろいろな方が携わってくれた。その方がいたからこそ、状態が上がってきている。まずはマウンドに上がっていることが恩返しだと思う」。今季は4年契約の3年目。約1年半の思いも乗せて、ベテラン左腕が復活を期す。(児嶋基)春季キャンプガイドへオープン戦日程へ