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巨人・戸郷翔征、開幕ローテ入りへ悲壮な覚悟「危機感を持って練習」
ブルペンで投球する巨人・戸郷翔征。奥は阿部慎之助監督(撮影・萩原悠久人)巨人春季キャンプ(26日、沖縄・那覇)巨人・戸郷翔征投手(25)が26日、開幕ローテーション入りへ悲壮な覚悟を明かした。沖縄・那覇キャンプでブルペン入りし、リリースポイントを下げて30球。キャンプ期間中では異例の投球フォーム改造を断行している右腕は、投手陣で最も遅い今季初実戦となる28日の韓国サムスンとの練習試合(那覇)へ向けて「(当たり前に)次の登板があると思っていない」と危機感を口にした。25歳にして通算63勝を誇る戸郷だからこそ、ローテーション投手が負う責任の重さを知っている。昨季の開幕投手が、初実戦の前とは思えない悲壮な覚悟を口にした。「(当たり前に)次の登板があると思っていない。僕に可能性を感じてくれる投球ができれば、次がある。それくらいの危機感を持って練習しています」昨季は2度の2軍降格。自己ワーストの9敗(8勝)を喫し、防御率4・14と苦しんだ。再起を期して迎えた今月14日のシート打撃では打者10人に対し2安打3四球と大荒れ。「このままいっても未来がいいように見えなかった。満足したシーズンを迎えるためには変更が必要」。キャンプ期間中では異例の投球フォーム改造を決断した。不調の要因は「年々リリースポイントが高くなって出力が落ちていた」と分析。横手投げ気味にリリースポイントを下げ、実戦が本格化するキャンプ終盤にも関わらず、近距離のネットスローでフォームを固めた。この日はブルペンで30球を投じ「もちろん多少は(手応えを)つかめている。投げている中での反応はいいものが徐々に出てきている」と確かな光を見いだした。静かに投球を見守った阿部監督は28日の練習試合へ「自分で改良を重ねているはずなので、それがどれくらいできるのか。結果ではなくてそこは見てあげようかな」と生まれ変わった姿に期待をかけた。開幕ローテは外国人、新人、FAでの新加入選手が多く、10人以上で争われている。「実戦は相手がいて、勝負になってくる。そこでどういう反応をされるかは確かめたい」と戸郷。近年の投手陣を引っ張ってきた意地を見せる。(依田雄太)春季キャンプガイドへ