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【侍ジャパン】阪神・佐藤輝明 大谷来た!燃えた!フリー打撃で柵越え6発、看板直撃130メートル弾も - スポニチ Sponichi Annex 野球
大谷が来た!輝が燃えた!ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇を目指す侍ジャパンは26日、きょう27日から始まる「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」壮行試合・中日2連戦(バンテリンドーム)を前に、全体練習を行った。この日から大谷翔平投手(31)がチームに合流。かねて大谷に憧れを抱く佐藤輝明内野手(26)は「世界一の打者」の参戦にいっそう奮起したのか、フリー打撃では新設されたホームランウイングを必要としない豪打を連発し、気を吐いた。
憧れの人が目の前にいる。あの大谷が、同じ「JAPAN」のユニホームに袖を通している。「世界一のバッター」と慕う存在を間近に感じ、佐藤輝が燃えないわけがない。「そう(力が入った打撃練習だった)ですか?」本人は無意識だったかもしれないが、周囲からすれば、いつも以上に力が入った圧巻のフリー打撃だった。普段は最初の5球は軽打する傾向が強い。しかし、この日は大谷と対面した高揚感に加え、前の組で力感のないスイングから柵越えを連発した吉田に触発された部分もあったのか。初球からフルスイング。3球目でフェンスを越え、8球目には右翼4階席に設置されたドコモ「d払い」の看板を直撃する推定130メートルの驚弾を叩き込んだ。終わってみれば計22スイングで吉田を上回る柵越え6本。すべてスタンドに叩き込んだ。そのパワーの前には、今季新設されたホームランウイング席も存在意義を失った。40本塁打、102打点をマークした昨季MVP男は「狭いっす、うん。狭い」と豪語。続けて「(ホームランウイングが)付いていることによって余裕が生まれる。メンタル面にまで効いてくる。ウイングがあるというのはありがたい」と言い放った。昨季、ビジター球場別で最多7本塁打を放った敵地で、今季も量産の予感を漂わせた。三塁に入ったシートノックでも、軽快な動きを披露。大谷の後を追って大移動を繰り返す報道陣を横目に、充実した表情でこの日の練習を終えた。その大谷には練習前にあいさつを終えたものの、「そんなに、まだしゃべったりはしていないです」。キャッチボールでは、大谷と同じメジャーリーガーの鈴木とコンビを組んだ。鈴木からはウオーミングアップを終えた際に背後からハグされるなど、早くも打ち解けつつある。「(鈴木とは)仲がいいんですかね?仲良くできたらなと思います」。同じ右投げ左打ちの大谷との距離を縮めるのにも、それほど時間を要することはないだろう。「そういう(話を聞ける)チャンスがあればいいなと思います」昨季は憧れの人のルーティンを取り入れ、飛躍へとつなげた佐藤輝。焦る必要はない。ともに日の丸を背負う大谷はすぐそばにいる。世界最高峰の打撃技術と理論の直伝を請う時間は、十分にある。(石崎 祥平)▽佐藤輝と大谷 佐藤輝は大谷を「世界一のバッター」と慕っており、25年からはその打撃スタイルも取り入れている。クリケットバットを使用したトス打撃に加え、打席に入る前にはバットを振り抜かずに後ろへキープしたまま、体だけをひねる動作を確認することをルーティンとした。「(大谷と)同じイメージでやれば何か分かるんじゃないかと思って。順番を守って、しっかり体を回して、後からバットが出るというイメージ」。同年はキャリアハイの40本塁打、102打点で2冠に輝いた。▽ホームランウイング バンテリンドーム外野席前面に新設されたテラス型観客席の名称。これにともない、本塁から右中間、左中間フェンスまでの距離が従来の116メートルから6メートル短縮の110メートルに変更。外野フェンス高も従来の4.8メートルから1.2メートル低い3.6メートルとなり、本塁打の増加が見込まれている。なお本塁から両翼までの距離100メートルと、同じく中堅までの122メートルは従来のまま。