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【阪神・岩崎優×及川雅貴 師弟対談(1)】セーブ王×最優秀中継ぎW戴冠で史上最強左腕コンビ結成だ - スポニチ Sponichi Annex 野球
25日まで沖縄・宜野座キャンプに参加していた阪神・岩崎優投手(34)と及川雅貴投手(24)が、“TEAM ZAKI師弟対談”に花を咲かせた。真剣な野球談議はもちろん、お互いの知られざる素顔などもたっぷりと語り尽くした。同一球団からのセーブ王、最優秀中継ぎのダブル戴冠を目指して腕を振り、今季優勝を成し遂げた先に見据えるのは、オフの自主トレ場所となっている岩崎の地元・静岡での凱旋(がいせん)優勝パレード!?独自ワールド全開の左腕コンビの濃密トークをお届けする。 (取材・構成=山手 あかり)
及川 ザキ(岩崎)さんに初めてお会いした時のことは鮮明に覚えてます。雨の日の甲子園室内練習場で、新人全員で練習していた時にあいさつさせてもらいました。最初は先輩たちは、みんな怖かったです(笑い)。岩崎 そういうもんだよね。俺は覚えてないな(笑い)。俺の最初の記憶は、鳴尾浜で(西)純矢とキャッチボールしてる姿かな。なんとなくだけど、当時からポテンシャルは感じていた。及川 新人の時から比べると、今はすごくギャップを感じますね。ザキさんは怖くなくて、なんなら話しやすいぐらいまである。本当に一番、お世話になっている先輩というのは間違いないので。岩崎 (及川は)普通の子です。まあ、ちょっと慣れてきたって感じです。いい意味でも悪い意味でも…悪い意味は別にないか(笑い)。野球に限らず、ちょっとうまくいってない時に、ちょっといじると、ちょっと危ないっていう、そういう感じじゃないですか。すねちゃう系(笑い)。――及川は昨季66試合に登板してキャリアハイ。成長したところは?岩崎 (体の軸)回転も横振りとかだったのが、ちゃんと縦に切れるようになって、それがいい方向に行ったんじゃないかなと去年は思った。何かをつかんだんじゃないのかな?及川 フォームが自分の理想に近づいて、リリースポイントだったりというのが安定したというところがありました。陸上を個人的に学ばせてもらったんですけど、そこでの学びがすごい多くて、再現性につながったと思います。岩崎 結局、自信とかもあると思うから、一番大きいのはそれじゃないかな?試合の中で抑えていって、自信がついて、思いっきり行けるようになって、だからカウントが不利になっても、自信を持って、甘めでもいいから放り込めるようになったりとか。そういうところが大きいのかなと思う。及川 去年はキャリアハイのシーズンでしたけど、タイトルを獲ることの難しさは、すごく痛感しました。だから、そんな簡単には言えないですけど、チームが優勝した先に(タイトルが)ついてくれば最高かなと思います。岩崎 阪神でセーブ王、最優秀中継ぎを両方取ったのは17年のドリスとマテオとクワ(桑原)さん以来か…。それはついてきたらいいね。優勝することが一番で、その上で数字がついてきたらいいね。――優勝したら、2人が自主トレを毎年している岩崎の地元・静岡で優勝パレードとかも…。岩崎 スポニチが用意してくれるなら。スポニチが、なんかいろいろやってくれるなら、こっちは喜んでやりますけど。自分らでやるのはちょっと大変だと思うんで。なんか手伝ってくれるんですか?司会とかしてくれるんですか?やってくれるならいけますよ。及川 いいですね。よろしく、お願いいたします。僕も年々、静岡へ愛着は湧いています。野球の始まり、その年の始まりを静岡で過ごす。なんかちょっと、特別なものもあります。 ※(2)に続く○…同一球団から最多セーブと最優秀中継ぎの両タイトル獲得は昨季、巨人のマルティネス(46S)と大勢(54HP)、ソフトバンクの杉山(31S)と松本裕(44HP)の両リーグで達成。阪神では17年のドリス(37S)と桑原謙太朗、マテオ(各43HP)まで過去4度記録している。なお左投手同士の獲得ならプロ野球史上初になる。○…岩崎は区切りの通算150セーブへあと30。目下の通算157ホールドとあわせた「150―150」達成は過去4人だけ。阪神では藤川球児(243S―163H)に続く2人目を目指す。また17年から継続中のシーズン40試合登板は今季10年連続なら、江夏豊の9年(67~75年)を抜く球団新記録になる。○…及川は昨季8月13日の広島戦から18試合連続ホールドのプロ野球新記録を樹立。記録は継続中で、シーズンまたぎの更新に期待がかかる。