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ソフトバンク・徐若熙が凱旋登板で台湾代表斬り!158キロ衝撃の鷹デビュー「100%に近い状態」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
故郷で衝撃の鷹デビュー。ソフトバンクは26日、台北ドームでWBC台湾代表との交流試合に臨み、台湾・味全から新加入の徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)が先発で3回1安打無失点と好投した。自身も選出されているWBC台湾代表に対し、自己最速タイの158キロをマークするなど、計2三振を奪った。日米複数球団による争奪戦の末に加入した「台湾の至宝」が噂通りの実力を発揮した。
初球157キロ。続く2球目に自己最速タイの158キロを台北ドームのスピードガンで刻み、先頭打者を二ゴロに打ち取った。徐若熙が衝撃の実戦デビューを飾った。「ほぼ100%に近い状態にあると思っています。いつでも本番の試合で投げられる準備は整いました。台湾代表のコーチ陣に“しっかり準備できました”と伝えたいです」新天地のユニホームを着用し、自身も選出されているWBC台湾代表と対峙(たいじ)した先発マウンドで自慢の剛球を連発した。初回は1死後に対戦を希望していた2番・張育成をカーブで右飛に抑え、24年のプレミア12でMVPに輝いた3番・陳傑憲は157キロ直球の後のチェンジアップで空を切らせた。完璧な投球に陳傑憲は思わずサムアップ。見事な3者凡退の立ち上がりだった。2回以降は変化球の感覚を調整することを意識した。2回1死で西武でも活躍した呉念庭に初安打の中前打を浴びたが、落ち着いて後続を断った。3回も無安打に抑えて圧倒する。3イニングを投げて1安打1四球無失点、2三振を奪った。WBCに向けて強烈デモとなった。チームは24日に台湾入りし、徐若熙は妻子と食事に行き、リラックスした時間を過ごした。そして、迎えた凱旋登板。前日25日にはチームに台湾風の鶏の唐揚げ「大鶏排」(ダージーパイ)などを差し入れし「全部出し切りたい」と意気込んでマウンドに臨んだ。(侍[日本]の強敵に/) 宮崎キャンプでは本調子ではなく、倉野投手コーチとともに投球フォームの調整に時間を割いた。「ずっと良い感覚を探していました。やっと調整できて今日の結果につながりました」。小久保監督が「日本の強敵になると感じました」と話した通り、WBCで対戦する可能性がある侍ジャパンにとっては、やっかいな相手となりそうだ。台北ドームの初公式戦は23年12月3日に行われたアジア野球選手権の台湾―韓国戦。台湾の先発投手は徐若熙で、7回を2安打無失点10奪三振で勝利投手となった。3年総額推定15億円の大型契約で日本球界入りした台湾の至宝が、思い出のマウンドで大きな第一歩を踏み出した。 (木下 大一)