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【侍ジャパン】佐藤輝明 特大131メートル4番弾!大谷の前で衝撃1号「良い感触」井端監督に猛アピール - スポニチ Sponichi Annex 野球
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を目指す侍ジャパンは27日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」壮行試合・中日戦に5―3で勝利した。「4番・三塁」で出場した佐藤輝明内野手(26)が初回に右越えの先制3ラン。昨季40本塁打、102打点のセ・リーグ2冠王にとって、この一撃が侍ジャパン初本塁打となり、初出場となるWBCのレギュラー争いへ大きくアピールした。
この男に、今季から新設された「ホームランウイング」は必要ないようだ。0―0で迎えた初回1死一、二塁で迎えた佐藤輝の第1打席。初球、柳の内角低めカットボールを一振りで仕留めた。「捉えることだけ意識をしていつも通りいきました。チャンスで回ってくることが多いなと思っていますけど、しっかり還せて良かった。初回に3点入るというのは非常に大きかった」打球速度179・4キロで右翼席上段へ着弾する飛距離131・4メートルの特大弾。どよめきも交じる拍手を浴びながら、心地良さそうにダイヤモンドを一周した。鮮やかなアーチは記念すべき侍ジャパンでの1号になった。今季新設された「ホームランウイング」はフェンスが従来よりも1・2メートル低くなり、本塁から左右中間フェンスまでの距離が6メートルも短縮。「(ホームランウイングが)付いていることによって余裕が生まれる。メンタル面に効いてくる」と話す背番号7だが、名古屋に移動した26日のフリー打撃からウイング席に放り込んだ飛球はゼロ。そのはるか後方に打球を飛ばし続けてきた。昨季ビジター球場別最多の7本塁打を放った“庭”の名古屋で持ち前の長打力を発揮。「あと3試合強化試合がある。良い準備をして本番に臨めるように頑張っていきたい」と言葉に力を込めた。試合前には大谷がグラウンドで行ったフリー打撃を表情一つ変えることなく見つめた。「見て勉強することがいっぱいある。しっかり見て自分に還元できれば」。かねて「世界一のバッター」と憧れる存在のスイング。昨季は大谷同様、打席前にバットを振り抜かず、後ろへキープしたまま体だけをひねる動作確認をルーティン化。飛躍の一年へとつなげた。本塁打を放った際、憧れの人はベンチで右手を上げて満面の笑みで迎えてくれた。本大会で三塁争いをする岡本、村上がチームに合流する前の2連戦での躍動に、井端監督も「チャンスでああいう一振りで、初回に3点入ったのは非常に大きかった」と目尻を下げた。「アピールする立場。今日は良い結果が出て良かった」と佐藤輝。昨季、40本塁打、102打点をマークしたMVP男は、簡単にホットコーナーを譲らない。 (石崎 祥平)≪1~3号まで阪神勢≫○…佐藤輝が初回1死一、二塁から決勝の先制3ラン。侍ジャパンでは出場14試合目、49打席目での自身初アーチとなった。22日のソフトバンク戦では同僚の坂本が3回無死一塁から今回の侍ジャパン1号、森下が5回2死二塁から侍2号を放っており、3本連続で阪神勢による一発となった。