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阪神・藤川球児監督 開幕投手・村上頌樹をサプライズ発表「今年もこの2人で」坂本とのコンビで打倒・巨人 - スポニチ Sponichi Annex 野球
阪神・藤川球児監督(45)が27日、3月27日の巨人との開幕戦(東京ドーム)の先発投手に2年続けて村上頌樹投手(27)を指名した。坂本誠志郎捕手(32)の開幕マスクも公表。甲子園球場での全体練習中に、サプライズで村上とツーショットで記者会見を行った。最多勝、最多奪三振、勝率第1位、ベストナインなど、タイトルを総なめした前年の通達方法を完全踏襲し、2リーグ制以降では球団初となる連覇に向けて験担ぎした。
正午前、甲子園球場での全体練習を見守る報道陣に、異例の招集がかかった。グラウンドではシートノックが一段落。野手陣のランチタイムを利用し、藤川監督のサプライズ会見が設定された。会見場の球団パネルに向かって整然と並ぶカメラの砲列。その背後には神妙な面持ちの記者が待ち構える。虎将は悠然と入室。開口一番、満面の笑みで言った。「それでは2026年、今日から1カ月後、3月27日の東京ドーム、読売巨人との(試合の)開幕投手を発表します。どうぞ!」指揮官が指さす先から、堂々と胸を張りながら背番号41が登場した。自信に満ちた柔らかな表情を浮かべた2人が並び立った。「今シーズンも村上頌樹投手でいきます!今、WBCに行っていますけど、坂本とのコンビで(昨年は)いい一年になったので、今年もこの2人でいく」まばゆいフラッシュを全身に浴び、藤川監督は昨季の最優秀バッテリー賞コンビで26年を船出すると宣言。初めて大役を務めた昨季、村上は投手部門3冠など多くのタイトルを獲得し、猛虎も9月7日に史上最速でリーグ優勝を達成した。全く同じサクセスロードの踏破を思い描き、本人への通達方法や場所にまでこだわり抜いた。約3カ月前の験担ぎを、鮮明に回想した。「25年の開幕投手の合意も、前年の納めの会のゴルフ場。何番ホールか忘れたが、ショートホール手前にある茶店だった。今年も同じ場所。昨オフにゴルフ場の茶店で休んでいる村上に“来年、開幕投手ね”と伝えた。村上はビックリもしていなかった(笑い)」昨年の開幕戦、9回2死まで奮闘して「監督1勝」を贈ってくれた勇姿は今も脳裏に焼き付く。今季の相手は宿敵・巨人で、舞台は東京ドーム。超満員に膨れ上がった「伝統の一戦」で、“愛弟子”が快投する姿を、早くも心待ちにしている。「25年はビジターで、ホテルから出発して球場に乗り込む間に非常に気持ち高く、志高く乗り込んだ。今年も東京ドームに乗り込む時には村上を先頭に、それから佐藤(輝明)を先頭に行きたい。とにかく立ち向かう」“完全アウェー”でこそ虎は燃える。押しも押されもせぬエースの一投から、険しき連覇への道を歩き始める。 (八木 勇磨)○…阪神が巨人とシーズン開幕戦で対戦したのは1リーグ時代の2度を含め15度あり、7勝7敗1分け。選抜高校野球の期間と重なるためほとんどが敵地で、東京ドームでは3勝6敗と黒星が先行する。また、巨人から見た場合は巨人の8勝7敗1分けとなる。巨人は72年の開幕カードを雨で流し、初戦は4月12日。9日に開幕戦を終えていた阪神と対戦し勝利しているため。