日刊スポーツ
【ソフトバンク】上沢直之が移籍後初の開幕投手 小久保監督から手紙「いい言葉が入っていた」
ソフトバンク上沢直之投手(32)が3月27日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)の開幕投手を任された。2月28日、小久保監督がキャンプ地の宮崎で公表した。開幕投手は日本ハム時代の19年、21年に続く3度目で移籍後初めて。リーグ3連覇、連続日本一への大事な初戦のマウンドで、勝てば12球団勝利にもなる。上沢は「本当に光栄。特別なもの。楽しみたい」と表情を引き締めた。台湾遠征から宮崎へ戻った27日、宮崎市内の宿舎に着くと、小久保監督の部屋に呼ばれて伝えられた。台湾で和紙に筆でしたためたという便せん2枚の手紙も渡された。「僕がもらった手紙なので」と内容は明かさなかったが「監督らしい、すごくいい言葉が入っていた。胸にずっとしまって戦いたい」と心に響いた。古巣日本ハムは今季も最大のライバル。「昨年も本当に強かった。今年も強いと思うので、チームとして出ばなをくじかれないように」と力を込めた。移籍1年目の昨季はオープン戦、公式戦、CSと3度登板したが、すべて負け投手。リベンジへの思いは強い。投げ合う相手は侍ジャパンメンバーのエース伊藤だ。「そこで勝つことはすごく大きな意味を持つ。強いところを見せたい」。有原が抜けた今季、新エースの期待を背負う大事な一戦で負けるわけにはいかない。移籍1年目の昨季は23試合で12勝6敗、防御率2・74。うち開幕舞台の本拠地公式戦は13試合で7勝2敗、防御率2・11と得意だ。25日の台湾での中信戦は2回1失点だったが「結構、出力が出るようになってきた」と調整も順調。この日はキャッチボール、遠投などを行い、フォークボールを何度も試した。小久保監督が「2月中に伝えたいとは思っていた。特に驚いた様子もなく『そうだろうな』という顔をしていた」と話すように自覚十分。上沢の第1球から王者の戦いが始まる。【石橋隆雄】◆ソフトバンク上沢の過去2度の開幕投手 日本ハム時代の19年、21年に開幕投手を任されている。19年3月29日オリックス戦(札幌ドーム)は6回115球、8安打3失点。毎回のように得点圏に走者を背負いながら粘りの投球。自身に勝ち星はつかなかったが延長10回に中田のサヨナラ満塁本塁打でチームは白星発進した。2度目の21年は3月26日楽天戦(楽天生命パーク=現楽天モバイル最強パーク)で、4回2/3を9安打6失点で敗戦投手になった。