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侍ジャパン、下位打線のエンドランからビッグイニング5得点 井端監督「非常にいい打撃だった」
侍ジャパンは五回、坂本誠志郎のエンドランから5得点のビッグイニング=バンテリンドーム(撮影・宮沢宗士郎)野球日本代表「侍ジャパン」は28日、バンテリンドームナゴヤで行われた壮行試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋」で中日に7―3で逆転勝利。2連勝を飾った。1点を追う五回、井端弘和監督(50)が下位打線で成功させたエンドランをきっかけに一挙5得点。小技を絡めた攻撃パターンも試し、いよいよ2日のオリックスとの強化試合(京セラ)からは大谷翔平投手(31)=ドジャース=らMLB組が参戦し、〝完全体〟のお披露目となる。〝小兵〟を動かし、鮮やかに逆転した。2―3の五回1死一、二塁。フルカウントで2走者がスタートを切り、9番坂本(阪神)が大きく空いた一、二塁間を破る同点打を転がした。「うまく反対方向を意識できた、非常にいい打撃だった」と井端監督。見事なエンドランから押し出し四球を挟む4連打と打線がつながり、5点を挙げて逆転した。WBC本番では近藤(ソフトバンク)、軸となる大谷、鈴木(カブス)、村上(ホワイトソックス)、岡本(ブルージェイズ)、吉田(レッドソックス)と上位から強打者がズラリと並ぶ。破壊力十分の打線を生かすためには、下位打線の働きが重要となる。1死一、二塁で併殺だけは避けて、何とか上位打線へつなぐ―。本番を想定した小技がきっちりと決まった。名古屋での実戦を前に井端監督は「送りバント、エンドランを含めて、やれる選手は本番までに一回は試みたい」と語っていた。失敗となったものの、坂本の同点打の前には源田(西武)に犠打のサインを送り、より本番に近い超満員のバンテリンドームナゴヤでの2戦を連勝で終えた指揮官は「本番を想定した試合を経験できた」と総括した。国内組のみが出場したソフトバンク、中日との壮行試合は3勝1敗だった。1日に大阪へ移動後は米国で実戦を積んでいた村上、岡本、山本(ドジャース)もチームに合流予定。2日のオリックス戦からは、いよいよ大谷ら大リーガーの出場が解禁される。〝完全体〟となった侍ジャパンで迎える本番前最後の2試合。井端監督は「この目で(MLB組が)投手の球を打つ、投げるところを見るのは初めてなので、限られた中でしっかりと状態を把握できたらいい。あと2試合でチームを仕上げたい」と決意した。(浜浦日向)侍ジャパンメンバーへ日程・結果へ