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ドジャース・山本由伸 WBC初戦6日の台湾戦へ「ベストを尽くせるように」OPラス投は3回2失点 - スポニチ Sponichi Annex 野球
ドジャースの山本由伸投手(27)が27日(日本時間28日)、ジャイアンツ戦で3回5安打2失点で、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、最後の実戦登板を終えた。先頭打者に本塁打を許したが、最速は96・9マイル(約156キロ)を計測し4奪三振。日本の初戦となる1次ラウンドの6日台湾戦先発が見込まれる右腕が、上々の仕上がりを見せた。近く侍ジャパンに合流する。
降板後の山本は上機嫌だった。WBCでの登板回数を聞かれ「秘密です」。日本へは今晩出発かの問いにも「秘密です」と笑顔でかわした。3回で52球を投げ、5安打2失点。結果以上に、マウンドでの感覚を取り戻したことが最大の収穫だった。前回登板のエンゼルス戦では1回2/3で30球要した。「今日の登板まで試合勘はそこまで戻っていなかった」と、不安が残る中でのオープン戦2度目の登板だった。初回、アダメズに甘いカーブを先頭打者本塁打された。続く2回はチャプマン、ラモスに連打を浴びた。左翼手ウォードがもたつき二、三塁となったが、気を取り直し、次打者ベリコトを遊ゴロ。失点はしたが狙い通りに内野ゴロを打たせ、その後は2者連続三振。「2回途中くらいから、いろいろ実戦の中の思い出すものがあった。いいところに投げていけた。今日は本当にいい登板になった」と納得の表情を見せた。昨秋のワールドシリーズ(WS)では7試合で3勝を挙げMVP。短いオフを挟み、今春キャンプを過ごした。それでも「リフレッシュもできた。やるべきことは分かっていたので一個ずつでできた」。まさにエースの自覚でアリゾナでの最終調整を終えた。23年WBCに続く世界一連覇へ向け、気持ちは侍モードだ。1次ラウンド初戦の台湾戦の先発が有力視される。台湾メディアからその質問が飛ぶと、しっかりと答えた。「僕も台湾でプレーしたことがある。台湾のファンの方がどれだけ野球が好きか分かっている。盛り上がる試合になると思うし、ベストを尽くせるようにしっかり準備して挑みたい。凄く楽しみ」19年のプレミア12では台湾で登板した。熱狂的な応援は記憶に残っている。大事な初戦に向け、明言こそしなかったものの、登板を「予告」した。中5日で「3・6」のマウンドへ。WSで見せた快投を、今度は東京ドームで見せる。侍ジャパンでも背番号18を背負う右腕は、大阪でチームに合流する。(笹田 幸嗣通信員)≪日本代表として合計9試合で防御率1・90≫山本(ドジャース)はオリックス時代に日本代表として19年プレミア12、21年東京五輪、23年WBCに出場し、成績は合計9試合で防御率1・90。そのうち、台湾戦は19年プレミア12で1度対戦があり、その時は救援で1イニング1失点だった。≪愛犬は米国でお留守番≫帰国の途に就く山本に、メディアから愛犬の質問も飛んだ。「カルロスを日本に連れていくか?」という問いに「いえ、行かないです」と明かした。山本は昨年11月に自身のインスタグラムで「僕の愛犬カルロスです!友達は(大谷の愛犬の)デコピン」と公開していた。