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阪神・藤川監督「気持ちよくやってもらいたい」侍との強化試合で外国人投手主体の「仮想WBC」舞台提供へ - スポニチ Sponichi Annex 野球
阪神・藤川球児監督(45)が、3日の強化試合・侍ジャパン戦(京セラドーム)で、外国人投手主体の“友情継投”を敢行する可能性が28日、高まった。先発のイーストン・ルーカス投手(29=ブルージェイズ)に加えてラファエル・ドリス投手(38)らも投入する可能性が浮上。第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍戦士にとっては阪神戦が最後の実戦調整となる。メジャー経験がある助っ投を次々と登板させることで、本番を見据えた「仮想米国」「仮想ドミニカ共和国」の舞台を提供する構えだ。
2連覇を目指す侍ジャパンにとって、これ以上ない練習台となる。阪神は3日の日本代表戦で、昨季米大3勝のルーカス(前ブルージェイズ)の先発が決定定的。さらに、MLB通算112試合登板のモレッタ(前パイレーツ)、メジャー通算12セーブのドリスまで登板する可能性が出てきた。メジャー流の動く球や独特のフォームを持つ海外勢が次々とマウンドへ上がることで、「仮想米国」、「仮想ドミニカ共和国」の舞台が再現される。日本代表打線にとっては、WBCへの予行演習になりそうだ。甲子園での練習後に取材対応した藤川監督はこう語った。「うちが日本代表の(強化試合の)最終ゲームになるんですかね?なので、(WBCへ)気持ちよく行ってもらわなきゃって思ってますね。日本代表が良いリズムでゲームをできるようにと思っています。とにかく代表の選手たちに、また井端監督はじめ、スタッフの方は最後ですから。気持ちよくやってもらいたいなと思います」報道陣に「代表戦で登板する選手」を聞かれた答えが前出の談話のため、記者の質問を煙に巻いた形だ。しかし、その中でも「気持ちよく」は指揮官の本音が表れたと言える。日本代表にとってWBC前の最後の強化試合で、国際大会に近い舞台を演出する。WBCに2度出場し、メジャーの経験がある指揮官らしい粋な計らいだ。この日、甲子園で練習したルーカスは「実戦で近々投げます」と力強い言葉を残した。沖縄では登板が流れたことは、気持ちの面でリセット済み。「ほんのちょっとね、みんなと比べれば遅れましたけど、もうすぐ投げられると思うので、楽しみ」。ただし、単なる調整登板に終わらせるつもりはない。「結果にこだわりたい。最初の実戦でも結果が関係ないわけではない。いい結果をしっかり残してシーズンに向かいたい」。最高の投球が、日本代表のエールになる。