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ソフトバンク・上沢直之が開幕投手「責任感を持ってやりたい」3月27日の日本ハム戦 - スポニチ Sponichi Annex 野球
リーグ3連覇への初陣を託された。ソフトバンクの上沢直之投手(32)が3月27日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)の開幕投手を任された。小久保裕紀監督(54)が28日にキャンプ地の宮崎で公表した。上沢は日本ハム時代の19、21年に開幕投手を務め、自身3度目で移籍後では初。古巣が相手となる船出に気を引き締めつつ、独特な開幕のマウンドを楽しみたいと静かに闘志を燃やした。
5年ぶり3度目の大役を託された。移籍2年目で初となるが、上沢は冷静だった。「チャンピオンの開幕投手をやるということは大きな意味がある。責任感を持ってやりたい」台湾遠征から帰国した27日、宮崎の宿舎で小久保監督から部屋に呼ばれた。便せん2枚に筆字でしたためられた手紙を渡され、開幕投手を告げられた。指揮官は「そう来るだろうなという顔をしていましたよ」と頼もしく感じたという。今春ここまで実戦2試合に登板。20日の紅白戦で1回2安打無失点で最速146キロをマーク。25日の台湾・中信戦は2回1安打1失点と開幕へ向けて順調にステップを踏んでいる。「昨年の後半からの実績、状態、取り組み含めて“上沢しかない”」。指揮官は昨季12勝を挙げた右腕に任せると迷いなく決断した。小久保監督は就任1年目の24年に有原(現日本ハム)に開幕投手を託した際に「前後裁断」と記した手紙を渡した。上沢は文面について「監督らしい凄くいい言葉が入っていた。シーズンが終わった時に発表できるように胸にしまって戦いたい」と話した。開幕戦の相手は古巣・日本ハム。昨季優勝争いしたライバルで沢村賞右腕・伊藤との投げ合いになるだけに「チームとして出はなをくじかれないように」と気を引き締めた。白星を挙げれば12球団勝利の節目にもなる。ただ、気負いは禁物だ。開幕投手は日本ハム時代の19、21年に務め、19年のオリックス戦は6回3失点で勝敗付かず、21年の楽天戦は5回途中6失点で黒星を喫した。「過去の2度は責任を感じて緊張したり、いろんな思いがあったので楽しめるように。気持ちを入れすぎず、過度な期待をしないようにしたい」と自らに言い聞かせるように話した。この日は遠投、キャッチボールなどでフォームを確認し「腕を振っている感じを“振られている”感じにしたくて。より心地よく振れるか」と自然体で話した。練習から気負いはなし。特別なマウンドを楽しんだ先に開幕戦初白星の結果は付いてくる。(井上 満夫)