サンスポ
【球界ここだけの話(4068)】オリックス・宮城大弥は自宅の寝室に飾る宝物が原動力 世界一&リーグVのダブル達成再現へ
壮行試合の中日戦で好投した宮城大弥=バンテリンドームナゴヤ24歳という若さなのに、すでにベテランのような風格が漂う。積み上げてきた経験と実績は侍ジャパンメンバーでもトップクラスだ。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の宮城大弥投手(24)=オリックス=が2月27日に行われた中日との壮行試合(バンテリンドーム)で貫禄の投球を披露した。「いい感じに投げられてよかった。(体の)状態的にもよかった」変幻自在の投球で圧倒した。一回1死で迎えた上林に対し、2球目に83キロのスローカーブを投げてスライダーを挟んだ後、150キロ超の直球を2球続けて空振り三振を奪った。三回に招いた2死一、三塁のピンチもしのいで3回1安打無失点3奪三振。降板後には大谷翔平(ドジャース)から「ナイスピッチ」と声をかけられて充実の笑みを浮かべた。2023年の前回のWBCでは1次リーグのチェコ戦に2番手で登板して5回1失点の好投で日の丸を支えた。2大会連続出場となる今回もメンバーに4人しかいない貴重な左腕の一枚として期待が懸かる。宮城は20年に沖縄・興南高からドラフト1位で入団。2年目に1軍に定着して以降は数々の栄光を味わってきた。3度のリーグ優勝(21―23年)に、22年の日本一、そして23年のWBC優勝。だが、直近2年のチームの成績は5位(24年)と3位(25年)。宮城も故障にも苦しみ、2年連続で7勝と悔しい思いを味わった。そんな成功と挫折を知る左腕を突き動かすものは勝利への飢えだ。チャンピオンリングなどの過去の優勝記念品は自宅の寝室の一角に並べて飾ってあるという。宝物といえる品々を、あえて目に入るところに置くことで当時を思い出し、自らを奮い立たせている。チームの絶対的エースだった先輩の山本由伸(ドジャース)が24年に大リーグに挑戦し、宮城のチームでの立場も変わった。「まだ若手」と語りつつも、昨季まで2年連続で開幕投手を務めた男は紛れもないエースだ。去年から背番号も18番に変更し、自覚も芽生えた。だから、昨オフの契約更改や自主公開の場で「勝利」と「優勝」という言葉を繰り返すことが今まで以上に増えた。「毎年、ビールをしたい。やっぱり雰囲気だったり、(喜びで)わちゃわちゃすることがすごく楽しい。その時間が一番好き」今年で7年目。苦悩や苦労を経験した分だけ、宮城が次に口にする美酒の味は格別なものになるはずだ。(織原祥平)ラグザス侍ジャパンシリーズ2026(28日、中日●-●日本、バンテリンD)侍ジャパンメンバーへ日程・結果へ春季キャンプガイドへオープン戦日程へ