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広島・大瀬良大地 3回零封で開幕ローテ入り前進!「右肘は問題ない」4度目手術から完全復活へ順調 - スポニチ Sponichi Annex 野球
4度目の右肘手術からの完全復活を目指す広島・大瀬良大地投手(34)が1日、楽天戦(倉敷)でオープン戦初登板。最速149キロを計測した直球を軸に、6回からの3イニングを3安打無失点と好投した。10年連続12度目の開幕ローテーション入りへ一歩前進。首脳陣が横一線の競争を打ち出す今春は、通算94勝の右腕でも安泰ではなく「ゼロを並べてアピールするしかない」と言葉に力を込めた。
連続したピンチを執念でしのいだ。楽天戦でオープン戦初登板に臨んだ大瀬良が、最速149キロの直球を軸に3回52球を投げて3安打無失点の力投。「抑えにいく」とした登板前の発言を実行し、開幕先発ローテーション入りへ一歩前進した。「ランナーを出したりもしたけど、いろんなシチュエーションでしっかりゼロを並べられたのは良かった」1点劣勢の6回から3番手で登板した。2死二、三塁を招いても粘り、味方の失策と安打で無死一、三塁を招いた7回も、最速149キロを計測した直球主体で後続を断った。圧巻は8回だ。敵の新外国人のマッカスカー、伊藤裕、黒川を3者連続三振にねじ伏せた。「投手の原点はやっぱり真っすぐ。149キロも出ているかなと思うけど、これまでより感覚が良く、球速が出ている手応えはある。最後のイニングも、真っすぐをしっかり両コーナーに投げられた」横一線の競争に臨む今春。2月11日の紅白戦で1回4安打4失点と炎上し、対外試合初登板となった18日のロッテとの練習試合で2回1安打無失点と修正して、この日の登板に臨んでいた。新井監督は「良かったと思う」と短くコメントした。昨春の対外試合初登板が3月12日のDeNA戦だったことを思えば、4度目の右肘手術明けでも仕上がりは相当に早い。「右肘は問題ない。ここまでの出力で投げたのは今年初めてなので、張りは出てくると思うけど、それはもう慣らしていくもの」と強調する。大瀬良が開幕時に先発枠を外れたのは、2月に右肘を痛めて前半戦を棒に振った16年の一度だけ。10年連続12度目のローテーション入りを果たそうと、過酷なリハビリに耐え抜いてきただけに、簡単に引き下がれない。「ローテーションで回りたい気持ちは変わらず強く持っている。昨日の(森)翔平もフレディ(ターノック)も、みんないい状態でいい結果を残しているので、負けられない」大台まで残り6勝に迫る通算94勝を誇っても、6人の先発枠入りは安泰ではない。ローテーションの最前線で完全復活を果たすためにも、まずはチーム内競争を勝ち抜く。 (江尾 卓也)